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【RIZIN】朝倉海が元谷友貴をKO! アーチュレッタが井上に競り勝つ、サトシがカーライル下す、ブアカーオと安保はドロー、YA-MANが三浦をTKO、ドッドソンが連勝竿本をストップ、摩嶋が3連敗から一本勝ち! 山本アーセンが伊藤に完封勝利

2023/05/06 14:05


▼第1試合 RIZIN キックボクシングルール 3分3R(69.0kg)
×城戸康裕(TEAM ONE)=69.0kg
[判定0-3]※28-30×3
木村“ケルベロス”颯太(NJKF心将塾)=68.6kg



 城戸は40歳の大ベテラン。2019年3月のK-1ウェルター級タイトルマッチでは敗れたが、元々の階級であるスーパー・ウェルター級に復帰すると連続KO勝ち。しかし、2020年3月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」では準決勝で和島大海に判定で敗れた。

 2022年6月にSHIRASUに判定勝ち、11月にはジョージにTKO勝ちして4連勝中。12月にK-1との契約満了を発表すると、今年1月には皇治がプロデュースする『NARIAGARI』に出場し、高橋幸光とドローに。その際、皇治に「RIZINよろしくお願いします」とRIZINへの推薦を頼んでいた。戦績は55勝(26KO) 24敗1分。

 木村は「ウルトラマンに憧れ、戦いごっこの延長でキックを始めた」という個性派。数年キックから離れた時期もあったが、同門の山畑雄摩の活躍に刺激され復帰を決意したという。2021年11月のDEEP☆KICKではトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就くと、2022年2月の『RISE FIGHT CLUB』に参戦。

 山口侑馬にオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ちして名を上げ、5月にも勝利したが、7月のKENTA戦で連勝がストップ。12月のDEEP☆KICKで3大タイトルマッチの大トリを務め、挑戦者の竹内皇貴から2Rにダウンを奪いマットに沈めて防衛に成功。2023年4月のRIZIN大阪大会では進撃の祐基をTKOに仕留めた。その際、アナウンサーが連呼した“地獄パンチ”が話題となった。

 1Rが始まる前に、城戸は鋭い目つきで木村を睨み付ける。城戸はオーソドックスからサウスポーにスイッチし、左ローを狙っていく。木村は右の三日月。城戸の強烈なハイキックは木村がブロック、すかさず右ストレートを打ち返す。

 木村は再び右の三日月、城戸は左ロー、左ミドルを蹴る。城戸のバックハンドブローを空振りさせた木村は左右フックからの右アッパー。城戸はコーナーを背にするが前蹴り、左ハイ、バックハンドブローで木村を近付けさせない。城戸は左ストレートで木村の足を打つ。

 2Rも城戸はオーソドックスから始め、前蹴りと右ロー、右ハイ。サウスポーにスイッチすると左ローを蹴るがそこへ木村が右ストレートを合わせ、城戸はバランスを崩して倒れ掛かる。

 右手を前に大きく伸ばす構えから左ローを蹴る城戸だが、木村は右ストレートを必ず合わせていく。城戸は左ストレートを出すが、木村は強い右ストレートを打ち返してニヤリと笑う。城戸の左ローがローブローとなって一時中断。再開後も左ローがローブローになってしまう。




 3R
はサウスポーで左ローを蹴る城戸、右ストレートを合わせる木村。左ハイを2連打する城戸に木村は左右のフックで攻め込む。城戸はバランスを崩しながら城戸ブローを繰り出すが、木村のパンチに押される。しかし、ロープを背負った城戸が右ストレートで木村をグラつかせた。組んだ城戸の太ももへのカカト蹴りに対しての、木村のヒザ蹴りがローブローとなって城戸はリングに倒れる。

 再開後、左の強烈な蹴りからバックハンドブローを繰り出す城戸。木村はどんどん詰めていくが、城戸が蹴りで突き放す。さらに右フック、右ストレートも。残り30秒、城戸がワンツーの連打、木村も打ち合う。城戸の左ミドルに木村がカウンターのフック。グラついた城戸に木村が左フックの腕を引っ掛けるようにして、城戸が前にバランスを崩して倒れ、これがダウンに。その後、すぐに試合終了のゴング。


 判定3-0で木村が番狂わせの勝利を収め、雄叫びをあげた。

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