▼第9試合 フェザー級(66.0kg)5分2R
×三浦孝太(BRAVE)=65.70kg
[1R 3分13秒 TKO]
〇YA-MAN(TARGET SHIBUYA)=65.95kg
“キング・カズ”こと三浦知良の次男の三浦孝太は、2021年の大晦日にMMAデビューし、YUSHIにサッカーキックでTKO勝利。2戦目が2022年5月の「RIZIN LANDMARK vol.3」で発表されていたが欠場。その後、8月19日にタイ・ラジャダムナンスタジアムで、エキシビションのキックボクシングマッチとして、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)と対戦し、3R レフェリーストップ(勝敗無し)。9月のMMA第3戦ではブンチュアイに1Rで腕十字で勝利した。今回は初の1R5分(これまでは3分)に挑む。
RISEの“キングオブストリート”ことYA-MANは14歳から高校生までの6年間、ストリートファイトに明け暮れ、19歳でキックボクシングを始めた。2018年2月にRISEでプロデビューし、当初は目立たない存在だったが2021年5月にRISEでオープンフィンガーグローブ着用試合がスタートすると自ら名乗りをあげ、山口侑馬、北井智大にKO勝ち。
11月のRISE大阪大会では中村寛とフルラウンド、バチバチの殴り合いとなる大激闘を演じて話題に。さらに大晦日RIZINに出場すると、皇治に判定勝ちして一気に名をあげた。
2022年6月の『THE MATCH 2022』では芦澤竜誠との因縁の試合をKOで制するも、10月に白鳥大珠に敗れ連勝がストップ。キック戦績を12勝(5KO)4敗とした。今回がMMAデビュー戦。
1R、先にじりじりと詰めるYA-MANは右ロー、そこに跳び蹴りを狙う三浦は、ボディロックからテイクダウン! それを投げる形のYA-MAN、前に落ちた三浦はジャンピングガードからギロチンチョークへ!
コーナーまで運んで首を抜くYA-MANに、打ち合いは避けたい三浦はすぐに詰めて組みに。それを差し上げ突き放しに行くYA-MANに、尻を着かせてバックを狙う三浦。正対するYA-MANは右ヒザ! 下がり首を抜く三浦は右の大振り、かわすYA-MANも右を振る。
YA-MANの右ローはかわした三浦だが、左を浴びてダブルレッグへ。スプロールするYA-MANはなおも組んでくる三浦のダブルレッグをがぶると、三浦は気持ちが折れたか、ついに引き込みに。
ハーフガードの三浦を潰して上になるYA-MANは、上から鉄槌。ブリッジする三浦から体を離したYA-MANはなおも詰めると、三浦のダブルレッグを潰してヒザ蹴り! 崩れた三浦に左のパウンドを3連打するとレフェリーが間に入った。
試合後、YA-MANはマイクを持つと、「どうも、RISEから来ましたYA-MANです。まず三浦選手、格闘家としてのキャリアは全然自分の方が上で対戦を受けてくれてありがとうございました。この試合、三浦選手と自分って対極だと思うんですよ。かたやどうしようもないお父さんがいて三浦選手のお父さんが凄くて。
僕が伝えたいのはどんな環境でも頑張れば大きな舞台で活躍できますし、それは三浦選手も一緒で。三浦選手、生まれは凄いかもしれないですけれど、この舞台に立っているのって自分でこの道を選んだから立っているのであって、選ばなかったらどんな三浦孝太だったか分からないじゃないですか。結局、自分次第なんですよ、今回それを伝えたかったんです」とメッセージ。
加えて「あとアッシー、芦澤! ごちゃごちゃうるさい。また大人数の前でボコボコにしてやろうか? まずね、MMAでちゃんと勝ってね。ちゃんと練習しろよって感じですね」と、THE MATCHで戦った芦澤へのエールとも取れる言葉を発した。
Expect an intense start between these two!
— RIZIN FF English (@rizin_English) May 6, 2023
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