▼第3試合 ライト級 5分3R
×岡野裕城(マッハ道場)HEAT第6代同級王者 70.5kg
[1R 4分47秒 リアネイキドチョーク]
〇粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)8位 70.3kg
現HEATライト級王者の岡野は7勝12敗1分。欠場となった葛西の兄弟子にあたる。DEEPや修斗を主戦場に活躍し、2019年9月に、現在RIZINで活躍するアキラに2R KO勝ち。19年11月の修斗で田中有に判定負けも、2021年10月のHEATで菅原和政に判定勝ちすると、2022年5月には草MAXにリアネイキドチョークで一本勝ちし、HEAT第6ライト級王座についている。
対する粕谷は、11勝7敗2分。2015年9月と2016年11月のUFC挑戦後、17年8月よりPANCRASE参戦。フェザー級で2連敗後、ライト級に転向すると、2019年4月に現Bellatorの菊入正行に1R TKO勝ち。しかし、ライト級暫定王座戦でサドゥロエフ・ソリホンに2R TKO負け。2021年6月に松岡嵩志に1R KO負けで連敗を喫した。2022年4月に平信一に2R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起を遂げている。
岡野が弟弟子・葛西の代わりにPANCRASEで初陣を飾るか。地元神奈川にジム・CROWNを持つ粕谷は強さを見せるか。
岡野裕城「PANCRASEデビュー戦なんで頑張ります」
粕谷優介「また子供たちにカッコいいところを見せます」
1R、サウスポー構えの粕谷。オーソの岡野に左回りの粕谷はダブルレッグから金網まで詰めると粕谷のシングルレッグは差し上げて持たせず。脇を潜りスタンドバックからヒザ。岡野は背後にヒジを打つ。
背後から大内刈で引き出して崩して、右足を外からかけてボディロックテイクダウン。ハーフから岡野を寝かせて岡野の立ち際にバックに! 両足をかけて右手を喉下に入れてリアネイキドチョークへ。岡野は後ろ手を剥がそうとするが、そのまま失神した。
見事な一本勝ちを決めた粕谷は、「岡野選手、直前に受けてただき、ありがとうございました。クリスマスケーキを買うのを忘れてちょっと娘が気にしているので、早く帰って買いに行きたいと思います」と語った。