(※第1試合 14時30分開始)
▼第1試合 アトム級 5分3R
×沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム)#1位・6勝2敗 47.5kg
[2R 2分17秒 リアネイキドチョーク]
〇ジェニー・ファン(AACC/台湾)6勝5敗1NC 46.55kg
沙弥子は、2019年11月の「PANCRASE310」以来の復帰戦。日体大柔道部出身で東京学生選手権で3位入賞の実績を持ち、MMA転向後も5勝1敗と快進撃も、韓国のホン・イェリンに判定勝ち後は、フィットネスインストラクターとして活動していた。
MMA復帰に向け、横浜グランドスラムに所属。2022年9月11日(日)の「PANCRASE 329」で2年10カ月ぶり復帰戦で、アマチュア修斗出身の原田よきを相手に1R、アメリカーナで一本勝ちしており、約2カ月間隔の試合で本格的にPANCRASEの頂点を目指す。
対するファンは、テコンドー&柔道ベースでAACC所属。2015年のプロデビュー後、ONEで4連勝も、その後、山口芽生との2戦の判定負けを含む5連敗を喫した。2016年のONEではゴゴプラッタ、肩固め、三角絞めで3試合連続一本勝ちもマークしており、沙弥子にとっては組み技・寝技にも注意が必要だ。
水抜き禁止のONEアトム級(52.2kg)から、前日計量47.6kgのPANCRASEアトム級でどんなパフォーマンスを見せるか。沙弥子、ファンともに狙うは2023年に新設予定のPANCRASE初代アトム級女王の座だ。
沙弥子「世界で戦ってきた選手とこのタイミングで戦えることは貴重な経験になると思います。明日は挑戦者という気持ちを忘れずに、攻め続けて勝ちたいと思います。
ジェニー・ファン「今回、戦う機会を与えてくれてありがとうございます。彼女はとても強いグラップラー。明日の試合が楽しみです。ベストを尽くします」
1R、ともにオーソドックス構え。左の蹴りは沙弥子。さらに右カーフ。沙弥子の左右にファンも左を返す。沙弥子の右にファンも左を当てると右で沙弥子は鼻血。近い距離で奥襟を掴むが突き放すファンは左ジャブのダブルを当てる。追う沙弥子の前進に右を当てるファン。さらに右カーフ。終了間際、沙弥子はダブルレッグからシングルレッグもブザー。3者10-9でファン支持。
2R、沙弥子の左の蹴りを掴んでテイクダウンはファン。組んでも倒せない沙弥子に左右を当てると真っすぐ下がった沙弥子からダウンを奪い、立ち上がる沙弥子のバックに回り、左右の腕を入れかえ、アゴ上から徐々に絞めてタップを奪った。
試合後、ファンは「皆さん、こんにちは。対戦相手はとても強くて怖かったです。今回の機会を与えてくれてありがとうございました」と語った。