▼第12試合 フェザー級 5分3R
〇透暉鷹(ISHITSUNA MMA)暫定王者・10勝3敗 66.25kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM)10勝7敗 66.15kg
7月大会で亀井晨佑にネックロックによる一本勝ちで涙のフェザー級暫定王者に輝いた透暉鷹(ISHITSUNA MMA)が、ワンマッチで韓国のパン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM)と対戦する。
2021年10月から4連勝中、2022年は無敗の暫定王者・透暉鷹はプロでは初の国際戦。対戦相手のパンは、MMA10勝6敗。過去FightingNEXUSで4度、来日経験があり。2018年8月に小森真誉にリアネイキドチョークで一本勝ち後、2019年7月に現修斗ライト級王者の西川大和に3R TKO負けも、以降はMMA7勝2敗。キックでも1勝を挙げている。
2022年8月の前戦では「Double G FC 13」でDouble GFC暫定フェザー級王座決定戦をパク・チャンスと戦い、判定負けで王座戴冠を逃しているが、左のジャブ・ストレート、右フックに自信を持ち、2KO・TKOを記録している。
透暉鷹が2022年を4戦無敗で締めくくるか、それともBRAVE CFで国際戦経験も持つKOREAN TOP TEAMのジェヒョクが暫定王者を下すか。
透暉鷹「初の国際戦ですけど、普通に勝つだけじゃなくて、しっかり自分の強さを証明して勝ちます。応援よろしくお願いします」
パン・ジェヒョク「明日は記憶に残る試合をしたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます」
1R、ともにオーソドックス構え。右を振る透暉鷹の2度の組みを切るジェヒョク。右を当てて透暉鷹のバランスを崩す。3者10-9ジェヒョクのラウンドに。
2R、左から右を当てるジェヒョクに透暉鷹も前に出て四つに組んで崩すが、倒れないジェヒョク。透暉鷹は左ハイからダブルレッグも切るジェヒョク。しかし、続くダブルレッグでテイクダウンを奪う透暉鷹は、ジェヒョクのバックを奪い、両足をかけることに成功。4の字ロックからフェイスロック気味に極めに行くが、正対から立ち上がるジェヒョク。透暉鷹が詰めてブザー。2者が透暉鷹も、1者はジェヒョクを支持。
3R、透暉鷹のローにカウンターの右を狙うジェヒョク。しかしそのローが金的に入り、うずくまるジェヒョクにインターバル。金網にもたれかかるジェヒョク。
再開。2度のダブルレッグから脇を潜ろうとする透暉鷹にそれをさせないジェヒョク! 右ミドルを当てると、透暉鷹も左を伸ばす。なおもダブルレッグにトライの透暉鷹に小手に巻いてバックを許さないジェヒョク。
スクランブルするジェヒョクを金網に詰めると、透暉鷹はついに尻下でクラッチしてテイクダウン! 背中を着かせると、パウンドから四つん這いで立とうとするジェヒョクのバックを奪い、両足を巻いてバックからパウンドでブザー。
判定は2-1(29-28×2, 28-29)と割れ、透暉鷹が後半の組みを制し、国際戦で勝利。試合後、透暉鷹は「メッチャ不甲斐ない試合をしてすみません。応援ありがとうございました。もっと強くなります」と頭を垂れた。