MMA
ニュース

【UFC】パッチー撃破のヴィクワチが逆転のギロチンで連勝! 残り1秒タップのガフロフにセコンドのメラブは「なぜタップを?」──その理由は

2026/02/09 21:02
 2026年2月7日(日本時間8日)米国ラスベガスのMeta APEXで開催された『UFC Fight Night: Bautista vs. Oliveira』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)の第2試合のバンタム級にて「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞した、日本のファンも注目の試合が行われた。 ▼バンタム級→141ポンド 5分3R〇ヤクブ・ヴィクワチ(ポーランド)18勝3敗2分(UFC2勝0敗)135.5lbs/61.46kg[3R 4分59秒 ギロチンチョーク]×ムイン・ガフロフ(タジキスタン)20勝7敗(UFC2勝3敗)141lbs/63.96kg ※体重超過  ポーランドのヤクブ・ヴィクワチは、UFCデビュー戦の前戦で元Bellatorバンタム級王者にして、先般RIZIN参戦を発表したパッチー・ミックスと戦い、接戦の末に判定勝ちした元KSW王者。柔道出身でADCC王者ロバート・ドリスデールから黒帯を受け、マテウス・ガムロとも練習。米国ATTでは、堀口恭司や中村倫也、元谷友貴らとも練習を行っている。 (C)GONG KAKUTOGI  タジキスタンのガフロフは、ONE3勝3敗から、UFCデビューを果たしたが、UFCジッターか、当初は実力を発揮できず。3戦目でカン・ギョンホに判定勝ちすると、25年1月の前戦で中村倫也に初黒星をつける判定勝ちでオクタゴン2連勝をマークした。  しかし、前日計量でガフロフが5ポンド(2.26kg)も体重超過。141ポンドのキャッチウェイト戦で試合は行われた。 (C)Zuffa LLC/UFC  序盤は、パンチで攻勢のガフロフに、ヴィクワチは跳びヒザ蹴りを効かせて反撃。ギロチンの名手のパッチーともやりあったギロチンを仕掛けて、バックも奪取。  迎えた最終回、首相撲ヒザのヴィクワチに左右ボディを効かせたガフロフが、疲弊したヴィクワチを打撃で追い込んだ。 (C)Chris Unger/Zuffa LLC/UFC/Getty Images  しかし、残り35秒。自身も得意な組み入ったガフロフに、ヴィクワチがギロチンで引き込むと横にガフロフを寝かせてスイープ、マウントになって絞め上げ、試合終了のホーン直前にガフロフが左手でタップ。しかしレフェリーは気づかず。なおも絞めるヴィクワチにガフロフはホーンとほぼ同時に右手でもタップ。レフェリーが両者を分けた。  タイムアップでの判定決着なのか、それともヴィクワチの一本勝ちなのか。  ケージサイドでのVTR検証による審議が行われて、裁定はヴィクワチの一本勝ちに。タイムは、残り1秒の4分59秒でのタップアウトだった。  苦しい展開でのフィニッシュ勝利は、ジャッジスコアは3Rも2者がヴィクワチを支持しており、判定になっていてもヴィクワチが勝利していたが、タフファイトを極めきったヴィクワチは、試合後「仕留めたよ。2Rに前蹴りを入れて、3R、彼が打撃から組みを仕掛けてくるのは分かっていた。今こそ仕掛ける時だ。そしてギロチンを試す必要があると思った。前回の試合(パッチー戦)は何度もトライしたけど、今日はあのギロチンからのスイープに専念し、極め切ることが出来た」と語った。 「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」で10万ドルのボーナスも獲得したヴィクワチ。  対するガフロフは意気消沈。残り1秒でのタップに、セコンドについた前UFC世界バンタム級王者のメラブ・ドバリシビリは、ガフロフと通路を引き上げながら「なぜタップした?」と問うと、ガフロフは「ホーンの音が聞こえたんだ。なんで絞めを解かないんだ? 放せ』と思って」抗議のタップだったと主張した。「これまで一度もトップからチョークを決められたことがないんだ」と。  しかし、リプレイ映像では、ホーンが聞こえる1秒前に、ガフロフがタップしていたことが確認されている。セコンドのメラブ自身も、終了間際のギロチンには因縁がある。 (C)Zuffa LLC/UFC  2018年にリッキー・シモンと対戦したメラブは、3R終盤にダブルレッグテイクダウン。そこにシモンがカウンターギロチンを仕掛けて頭をマットに強打。一瞬意識を失いかけるも、シモンのマウントギロチンに足をバタつかせて、実に58秒間耐え抜いたが、試合直後に意識が朦朧としていたとされ、裁定が「一本負け」となっている。  それでもメラブはタップせず動き続け、ガフロフはタップをしていた。今回の試合では、大幅体重超過のガフロフに打撃で追い込まれながらも、諦めずに最後のギロチンで勝負をかけたヴィクワチが報われた形となった。  前戦のパッチー戦の勝利はフロックではなく、実力を証明したヴィクワチはこれでMMA18勝3敗2分に。そして、そのヴィクワチとスプリット判定だったパッチー・ミックスは、あの試合を自身が勝っていたと感じている(※各国主要サイトの多くがミックス勝利を支持)。  RIZINでフェザー級に上げるパッチーと、UFCバンタム級2連勝のヴィクワチの今後に期待を抱かせるガフロフ戦だった。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.342
2026年1月23日発売
元王者モレノを下した平良達郎。2.8 UFC連勝目指す堀口恭司。朝倉未来をTKOのシェイドゥラエフ、サトシ撃破のノジモフのロングインタビュー。【40周年対談】佐藤ルミナ×鈴木千裕、武尊×野杁正明も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント