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レポート

【K-1】無差別級トーナメントはサッタリが優勝、大和哲也が山崎秀晃を秒殺KOで王座奪取、野杁正明と安保瑠輝也がKO共演

2022/04/03 14:04

▼第9試合 スーパーファイト -75kg契約 3分3R延長1R
○松倉信太郎(team VASILEUS)
判定3-0 ※30-27×3
×ジュリオ・セザール・モリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/team Mori)


 松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントでの優勝を経てK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねた。2018年に戦場を『RISE』に移し、『RIZIN』にも参戦。2019年7月にイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争うも、5R判定負けで王座戴冠を逃した。2020年9月の『スックワンキントーン』ではWPMF世界スーパーミドル級王座を獲得。12月にT-98を判定3-0で降し、2021年3月にトーナメントを制してKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座に就いた。10月にはK-1クルーザー級トーナメントに出場した武来安をKOしている。今回は2017年2月以来のK-1 JAPAN GROUP復帰となった。


 モリはブラジル・サンパウロ出身の日系ブラジル人ファイターで、ダニロ・ザノリニが代表を務めるブラジリアンタイに所属。日本国内の重量級戦線で活躍し、S-BATTLEヘビー級王者にも輝く。2021年3月のK-1初参戦では神保克哉に敗れたものの、11月のKrushではブハリ亜輝留を右フック一撃でマットに沈めた。戦績は10勝(7KO)6敗。


 1R、松倉は右カーフを強く蹴り、左ミドル、右フックへとつなぐ。モリはジャブを突いての右ロー。早くも右カーフが効いた様子のモリは、距離を詰めて右アッパーと左のショートを打っていく。しかし、離れると松倉がジャブと右カーフ。モリは大きくバランスを崩し始める。


 2R、インターバルでセコンドの武尊からアドバイスを聞いた松倉。モリが前に出てくるところへ右カーフを蹴る松倉にモリはストレートのような左ジャブ。この左に苦しむ松倉だが、右クロスでヒットを奪う。モリの右ハイに松倉だがカーフの軸足蹴りを返すとモリは転倒。松倉はさらに右カーフで追い込み、モリはロープを背負う。


 3Rが始まってすぐ、松倉がワンツー連打からの右カーフキックでダウンを奪う。サウスポーになったモリは左ストレート、右アッパーで反撃するが、松倉は右カーフを蹴りつつ右ミドル、右フックと攻めていく。モリの右アッパー、松倉の右フックの応酬となり、松倉が右フックを連打で叩き込んたところで試合終了。


 タフなモリをKOすることは出来なかった松倉だが、フルマークの判定勝ちでK-1復帰初戦を飾った松倉は、マイクを持つと「倒すってデカいこと言ったのにしょっぱい試合をしてすいませんでした。5年半ぶりにK-1に戻ってこれたし、今日で8連勝を飾ることが出来ました。僕はK-1にスーパー・ミドル級を作って王者になります」とアピールした。

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