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レポート

【K-1】無差別級トーナメントはサッタリが優勝、大和哲也が山崎秀晃を秒殺KOで王座奪取、野杁正明と安保瑠輝也がKO共演

2022/04/03 14:04

▼第17試合 スーパーファイト K-1ウェルター級 3分3R延長1R
○安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)
KO 1R 2分17秒 ※左ボディブロー
×プライチュンポン・ソー.シーソムポン(タイ/GTジム)


 安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。2021年7月大会からウェルター級に階級を上げ、幸輝を1Rわずか53秒でKOすると、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。12月には海斗を1RでKOして再起。戦績は23勝(13KO)5敗。


 プライチュンポンは『MAX MUAYTHAI』や中国で試合をしていた重量級ムエタイ戦士で、2019年11月の『KNOCK OUT』に初来日。日本ミドル級トップクラスの元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98に勝利を収めた。その後は2019年12月の『BOM』でガオナー・PKセンチャイムエタイジムとのタイ人対決では判定負けを喫している。2021年3月にはK-1に参戦し、野杁正明と対戦するも判定負け。今年1月の『NO KICK NO LIFE』ではヒジありルールで緑川創に判定負けしている。戦績は61勝(21KO)38敗2分。


 1R、ジャブと前蹴りでしっかり距離を取りながら右ハイ、左横蹴りを蹴る安保。サウスポーのプライチュンポンは距離を詰めて左ストレート、左ヒザ蹴り。プライチュンポンが左フックを叩きつけると、安保も右フックを返す。


 安保がバックハンドブローからの右フック。矢継ぎ早にパンチを繰り出す安保は右アッパーでグラつかせると嵐のような連打、最後は右アッパーでダウンを奪う。立ち上がったプライチュンポンに安保は飛びヒザ蹴りからラッシュをかけ、コーナーでの左右フック連打からの左ボディでプライチュンポンはダウン。安保のKO勝ちとなった。プライチュンポンは担架に乗せられて退場。


 豪快なKO勝ちを飾った安保は「6月も楽しそうなことがあるけれど、俺はK-1内で野杁チャンピオンに勝つことしか考えてないので、王者が倒せなかった相手を倒したので挑戦者は俺しかいないでしょう。王者のクビを刈ります」と、野杁正明へ宣戦布告した。

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