▼第8試合 スーパーファイト -61kg契約 3分3R延長1R
○“狂拳”竹内裕二(菅原道場)
KO 2R 2分29秒 ※右ストレート
×SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
竹内は1983年8月13日生まれの38歳。2004年6月にプロデビューし、第8代MA日本スーパー・フェザー級王座・第2代WMAF世界スーパー・フェザー級王座を獲得。2009年5月のKrush初参戦では当時“-60kg最強”と言われた山本真弘を左フックでKOし、一躍その名を轟かせる。その後は"狂拳"の名の通り、Krushを中心に衝撃的な試合を連発。2011年4月の初代Krush-60kg(現スーパー・フェザー級)王座決定トーナメント準決勝では野杁正明とダブルダウンノックダウンのあと、左フックで野杁をマットに沈める格闘技史に残る名勝負を演じた。2016年9月のK-1代々木大会を最後にリングから離れていたが、今回約5年7カ月ぶりに復帰する。戦績は27勝(13KO)13敗2分1無効試合。
迎え撃つ成合は2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1福岡大会ではベテランの山本真弘から勝利を奪い、2021年3月のKrushでは西元也史に2RでKO負け。7月のK-1では山本直樹に敗れたが3Rにはガムシャラな打ち合いを展開した。前戦は10月に「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の1回戦で中島千博にTKO負けを喫している。戦績は4勝(3KO)6敗。
1R、前に出てボディを攻めていく竹内。成合が下がると“来いよ”とカモンゼスチャー。竹内は低いか前から潜り込むようにボディを左右で打って行き、成合の右ストレートはスリッピングアウェーでかわす。成合の右クロスで動きが止まった竹内に成合は手数を増やして左右フック、逆にボディを打つ。
2R、成合が前に出るところへ竹内が右フックを合わせ、ダウンを奪う。ここぞとばかりに竹内は左右フックと左右ボディ。成合も守りに入らず打ち合う。成合も左右のボディを叩きつける。竹内は右アッパーを連打し、飛び込んでの左フックをクリーンヒット。さらにワンツー、成合の左ミドルに合わせた右ストレートで成合が後方へ倒れ、竹内が見事なKO勝ち。竹内は勝利の雄叫びを何度もあげた。
KOで復活した竹内はマイクを持つと「いいとこ入った。久々にマイクで喋れる。やったね。明日、フィットネスジムオープンさせるのでよかったら遊びに来てください。6月も出させてください。俺はどっちでもいいです。じゃあ」と、明日オープンする自分のジムをちゃっかりアピールした。