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レポート

【K-1】無差別級トーナメントはサッタリが優勝、大和哲也が山崎秀晃を秒殺KOで王座奪取、野杁正明と安保瑠輝也がKO共演

2022/04/03 14:04

▼第15試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×江川優生(POWER OF DREAM/第3代K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定0-3 ※29-30×2、28-30
○大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Bigbangライト級王者)


 江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。高いボクシングスキルを武器に連勝を重ね、2019年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月には初防衛を果たし、11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続初回KOで王座に就いた。「K-1 AWARDS 2019」ではMVPにも輝いている。


 怪我のため12月の武尊とのエキシビションマッチ以来試合から遠ざかり、2020年9月のK-1で椿原龍矢とノンタイトルマッチで復帰戦を行ったが、まさかの判定負け。2021年3月、王座を懸けての再戦でも延長R判定で敗れて王座を失った。戦績は14勝(10KO)5敗1分。今回からスーパー・フェザー級に階級を上げて再起を誓う。


 大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。重いパンチを武器にスタウロス・エグザコスティディスと芦澤竜誠に勝利。しかし、2020年7月にKrushスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス、11月のK-1福岡大会で朝久裕貴にも敗れて連敗。2021年3月のKrushで山本直樹にKO勝ちして再起を果たすと、11月の『Super Bigbang』で琢磨に勝利し、第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就いた。戦績は20勝(7KO)8敗。


 当初、両者は2021年7月の福岡大会で対戦が決まっていたが、感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手に該当することが判明したため同大会を欠場。今回、仕切り直しでの対決となる。


 1R、両者ともガードを高く上げて向かい合う。大岩は右ローと左インロー、江川はワンツーから右ボディ。大岩は右ボディストレートを返す。じりじりと詰める大岩に江川は右カーフを蹴っていく。江川は左右に動いて大岩に詰めさせず、左ボディを打つ。大岩が右フックを強打すると江川も右フックを強打して意地を見せる。江川のワンツーをブロックした大岩が右ストレートを返し、江川が一瞬後退。最後の10秒は両者笑みを浮かべて打ち合った。


 2R、両者の右が交錯した後、江川がボディへの連打を決める。大岩が右ボディストレート、そして右フックを叩きつける。江川は連打を返すが大岩は下がらず右ローを蹴り、右を思い切り叩きつける。大岩が連打で詰めての右カーフ。大岩の右の連打に江川はブロックしているも受けっぱなしに。江川も打ち返すが大岩は下がらず右の強打を繰り出して江川を下がらせる。パワー差が現れたラウンドに。


 3R、江川がワンツーで前へ出る。大岩はヒザ蹴りを繰り出すが江川は下がらず右ローを蹴り、3連打を放つ。大岩もしっかりとガード。大岩が左右ボディを打ち、右ストレートを放つ。江川は“来い”とカモンゼスチャー。残り30秒、大岩が左右フックを叩きつけて前に出る。江川はロープを背負って打ち合うが、大岩の回転力が優ったか。


 判定は3-0で大岩が勝利。江川にスーパー・フェザー級の洗礼を浴びせた。

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