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レポート

【DEEP】元谷友貴が昇侍に一本勝ちでRIZINバンタム級日本GP参戦直訴、大原樹里が北岡悟をTKOで3連勝。阿部大治がウェルター級暫定王者、藤田大和がフライ級暫定王者に。40歳・中村大介が牛久絢太郎をKO! 杉山しずかがTKO勝ちでRIZIN再出場をアピール

2021/02/21 14:02

▼第7試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)56.80kg
[1R TKO] ※パウンド

×栗山 葵(SMOKER GYM)56.45kg

杉山
「いいところを出させないのが私の仕事。自分のやりたいことを全部出させてもらおうかなと思います。本当は伸び盛りの選手にこれからどんどん活躍してもらいたいとか、私の役目はそういう人たちに引き継いでいく気持ちがなくはないですが、乗り越えらえるものなら乗り越えてみろっという試合をします」

栗山
「大阪から来ました。年数とか年上とか知名度とか関係ないと通っているので、思いっきり行こうと思っています」

 杉山は19勝6敗1分。中村K太郎と夫婦でMMAファイターとして活躍中。空手道禅道会から2008年11月にDEEP JEWELSの前身であるJEWELSの旗揚げ戦でプロデビュー。5連勝を飾るなどJEWELSの主力メンバーとしてレギュラー参戦を果たすと、豪州留学から2012年7月に国内復帰。トップ選手として活躍し、2017年と2018年のRIZIN年末大会に出場したがいずれも渡辺華奈に敗れた。

 その後、2019年3月に韓国で開催された『Double G FC 02』で、UFCで近藤朱里とも対戦(女子ストロー級・52.2kgで近藤にスプリット判定負け)したジョン・チャンミに57kg契約で判定勝ち。同年9月には新鋭の赤林檎にもフライ級(56.7kg)で腕十字で一本勝ちし、2020年7月には61kg契約でARAMIに腕十字で一本勝ちと3連勝中で、今回は約7カ月ぶりの試合となる。

 対する栗山は2勝1敗。大晦日RIZINで平本蓮に勝利した萩原京平と同じSMOKER GYMに所属する。

 DEEP JEWELSには2019年12月に初参戦。毛利道場の和田千聖と激しい打撃戦を繰り広げて判定勝ちするも、2020年8月のDEEPではARAMIに判定負け。しかし、2020年10月の「DEEP JEWELS 30」ではアミバに判定3-0で勝利し、再起を果たしている。

 MMAのキャリアと引き出しでは杉山が優るが、“関西のヤンチャ系女子”栗山は、前戦でアミバのテイクダウン狙いを切り続ける腰の強さを見せている。コンスタントに試合を重ね、どこまで成長しているか。RIZIN再出場を目指す杉山にとっては落とせない一戦だ。

 1R、サウスポー構えの栗山は左インロー。オーソドックス構えの杉山は身体を流されるも、ダブルレッグへ。そこに左を当てて崩す栗山! しかし、杉山はダブルレッグへ。

 差し上げた栗山だが、四つから小外がけテイクダウンの杉山はそのままマウントへ。パウンドを打つ杉山は、立とうとする栗山の右手を、自身の右手で後ろ手に縛り、パウンド連打! 杉山は左手でパウンド。右手も放すと、パワーハンドでもパウンド! ラッシュに栗山は動けず、レフェリーが間に入った。

 試合後、勝利のKポーズを見せた杉山は「これがDEEP JEWELSです。男子のなかでもいい試合を見せられたんじゃないかと思います。栗山選手、パンチ効いたけど、めちゃくちゃ強いけど、まだ私を越えれれないかな。誰か私を辞めさせてほしいね。コウちゃん(息子)どこ? 大好きだよ。榊原(信行)さんのことも大好きです。RIZINで見てくれた人には負けてしまった選手として覚えられていると思うので、それを払しょくしたいです。ぜひまた出させてください。佐伯繁代表にも面倒を見てもらって大好きです。そして来てくださった皆さん、大好きです。これからもDEEPでRIZINで活躍していきたいです」とRIZINでのリヴェンジをアピールした。

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