▼第12試合 セミファイナル DEEPライト級 5分3R
×北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.75kg
[1R 4分44秒 TKO] ※パウンド
〇大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)70.60kg
2001年1月8日に、愛知県体育館での「DEEP2001」で旗揚げされたDEEP。20周年記念大会となる2月21日のTDCホール大会では、元DEEPライト級王者の北岡悟と、2020年9月の「RIZIN.24」で矢地祐介をスプリット判定で下した大原樹里が対戦する。
北岡は2020年9月の前戦「RIZIN.24」で、キング・オブ・パンクラシストの久米鷹介と対戦し、1-2の判定負け。DEEPでは2018年10月に武田光司を相手にライト級王座防衛戦に臨み、判定負けで王座陥落して以来、2年4カ月ぶりの試合となる。
対する大原は、2019年10月と12月に2度、現DEEPライト級王者の武田光司と対戦し2連敗も、1戦目は武田のローブローにより大原が続行不可能となり、その時点でのテクニカル判定で武田が王座防衛となっている。
2020年8月の「DEEP 95」で大原は、鈴木琢仁に1R0分57秒でKO勝利し、RIZINでの矢地撃破に続き現在2連勝中だ。
北岡は、2018年年末の川尻達也戦の判定勝利から、RIZINでホベルト・サトシ、ジョニー・ケースに敗れながらも、自主興行iSMOSでは小金翔とドロー。その後久米に敗れており、2年2カ月ぶりの白星を掴みたいところ。大原にとっては、20周年記念大会で矢地に続く大物狩りを狙う。
1R、サウスポー構えの北岡はゴングと同時にシングルレッグから押し込み、両足を開く大原をダブルレッグテイクダウン。立ち上がり際をがぶろうとするが、大原は金網背に立ち上がる。
なおもダブルレッグに入る北岡。差し上げる大原は小手に巻く。テイクダウン狙いから下になった北岡はストレートフットロックへ。アキレス腱をしぼる北岡に、大原は反転して右の強いパウンド連打!
立ち上がり、なおもシングルレッグに入る北岡、大原は剥がそうとする右ヒジ! しかし頭を胸につけた北岡はボディロックもブレーク。
北岡の入りに右ヒザ、右ミドルを当てる大原! 効かされた北岡だが、左ストレートで入る。そこに大原は左! 崩れた北岡に大原はすぐにサッカーキック! さらに顔面にフットスタンプ! もんどりうって後方に倒れた北岡に、大原はなおもパウンド連打。レフェリーが間に入った。セコンドの肩を借りて退場する北岡。それを見つめる青木真也。
3連勝をマークした大原は、「帰ってきたよ、DEEP。すごい怖かった。北岡選手、尊敬できる選手で、北岡選手にこうして勝つことができて、あと1人いますよね。現王者。ベルトを持って隠れているようですけど、5、7月くらいですかね。もう俺以外、いないでしょう?」と、3月21日『RIZIN.27』で久米鷹介と対戦する、DEEP王者・武田光司に挑戦表明。続けて「あと、5月大阪、行けちゃうんで」とRIZIN大阪大会出場もアピールした。