▼第2試合 DEEPフライ級 5分2R
〇安谷屋智弘(フリー)57.05kg
[判定3-0] ※20-18, 19-19×2(マスト安谷屋)
×松場貴志(パラエストラ加古川)57.05kg
安谷屋
「(松葉の『あにや』の呼びかけに)『あにや』じゃなくて『あだにや』です(苦笑)。明日はしっかり勝って次に繋げたいと思います。明日はよろしくお願いします」
松葉
「GRACHANから来ました。DEEP100に参戦させていただきありがとうございます。“あにや”選手の今までの試合映像を全部見てきました。そして今日、確信に変わりました。その左のお尻、大きな大きな魚の目ができていますね。これまで見たこたがないほどの魚の目。それはもう魚だ。そんな相手に本気は出せない。私はフェアに戦いたい。だからこれを塗ってあげます。さあ“あにや”こっちを向いてもんもんしなさーい」
フライ級で、安谷屋智弘と松場貴志が2R制で対戦。
安谷屋は、2017年3月に井上直樹に2-0判定負けも接戦を繰り広げると、2019年4月のDEEP大阪大会では、現修斗フライ級暫定王者の福田龍彌に判定勝ち、2019年9月には元ZSTフライ級暫定王者の坂巻魁斗も判定で下すなど、2018年4月から3勝1分と好戦績を残した。しかし、2020年11月のDEEP&PANCRASE大阪大会で、秋葉太樹にドミネートされ判定負け。今回が再起戦となる。
対する松場は、ALIVEからパラエストラ加古川所属となり、DEEP初参戦。2015年のPANCRASE大阪大会では、秋葉太樹からリアネイキドチョークで一本勝ちを収め、その後、GRACHANで鈴木隼人が返上した王座を山本聖悟と争い、TKO勝ちで獲得。2019年12月の「GRACHAN42 X GLADIATOR11」では、Grachanフライ級王者として、Gladiatorフライ級王者のNavEと対戦し、判定勝利で初代GRAND同級ベルトを巻いた。海外のTKO、Brave CFから契約の話が来るも実現せず、初参戦のDEEPで仕切り直しとなる。
1R、サウスポー構えの松場に、オーソドックス構えの松場。左右を大きく振って前に出る松場だが、安谷屋の右を喰らいながらも組んで前に。ケージ際で左を当てた松場。今度は安谷屋が片ヒザをマットに着いて軸を乱すが、持ち直し中央に。
すぐに詰める松場は左を軸に前に。安谷屋は右を当てて、右奥足ローキック。松場の蹴り足を取って組みに行くが、足を抜いた松場が前に。右インローは安谷屋。テイクダウン狙いの下を向いて右を振ると、さらに右! 崩れる松場だがすぐに立ち上がるとなおも前に詰める。激しい打ち合いの1Rも、組みは松場の展開か。
2R、フェンス掴みの松場に口頭注意。出入りの動きを見せる安谷屋。飛び込んでの左右を振ると、松場も左右の打ち返し。じりじり詰めてダブルレッグテイクダウン狙いは松場。しかし差し上げる安谷屋。跳びヒザを見せる松場。さらに左インロー、左ヒザ。安谷屋も右ジャブ、ダブルレッグも、その切り際に右ハイは松場。さらに詰めて右で差して金網に押し込みヒジを放つ。
その場跳びの跳びヒザは松場。安谷屋も右のショートを当てる。右ジャブを突く松場に、安谷屋がシングルレッグに入りゴング。判定は3-0※20-18, 19-19×2マスト安谷屋で、有効打を当てた安谷屋が激戦を制した。