▼第8試合 フェザー級 5分3R
×DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)66.15kg
[判定0-3(27-30×3)]
〇神田コウヤ(パラエストラ柏)65.75kg
DJ
「前回タイトルマッチで情けない試合をしてしまい、死んでも成仏できない。もしかしたら本当はもう死んでいて、タイトルマッチで戦っていたのは自分の地縛霊じゃないかって考えたくらい。王者にならないと成仏できないじゃないかと思ったので、みんな相手に引導を渡すとか言うけど、俺は自分に対して引導を渡してやるつもりでチャンピオンになってやりたいと思います。
それと2月27日は田村ゆかりさんの45回目のバースデーです。もし試合に負けたら、どの面下げてバースデーイベントに行けるんだって感じですが、今年はオンラインイベントなのでどの面も下げないんですけれど、勝ってオンラインイベントを見れるように頑張ります」
神田
「意気込みは『おぎちゃんねる』(扇久保博正のYouTubeチャンネル)を見てください」
38歳のDJは、2019年12月のオーロラ☆ユーキ戦での1R 肩固めでの一本勝ち以来、1年2カ月ぶりの試合。2019年5月の「DEEP 89 IMPACT」では、王者・弥益に挑戦し、先にダウンを奪ったものの2Rに逆転負けを喫していたが、オーロラ戦で再起を果たしている。
25歳の神田は、2019年から2020年の戦績が5勝2敗。2020年8月にRIZINで、ZSTフェザー級王者の関鉄矢にTKO負けしたが、2020年11月のDEEPでの再起戦では鬼山斑猫に2R TKO勝ちしている。
グレコローマンレスリングベースで強い四つ組みを誇る神田に対し、ベテランのDJが老獪なケージ際の動きと打撃を武器に突き放すか。注目のフェザー級戦だ。
1R、ともにサウスポー構えから。左ローを打つ神田に、DJは右アッパーを狙う。右インローを当てるDJ。中央を取り慎重な間合いを取る神田。DJの入りに長いカウンターを狙う。DJの左に左を伸ばして前に出る神田だが、さばくDJは右のカーフキック。さらに右インローを当てる。
組んで押し込む神田は右で差して回して振るが、凌ぐDJ。ブレークに。右を伸ばす神田。さらにワンツーもそこにDJも左右を狙う。神田の左の打ち終わりに左バックフィストはDJ! しかし浅い。
2R、右ハイから入る神田にオーソドックス構えのから右を狙うDJ。神田のワンツーをさばくDJ。サウスポー構えになると左カーフキックは神田! DJは右ローを打つ。打撃を軸にするDJ。スイッチを繰り返しながら、左のバックフィスト狙いはDJ。神田は左ロー。そこにDJもワンツーを狙う。神田の左ストレートがかすめるDJ。
ダブルレッグに入る神田。差し上げ四つに持ち込むDJは、金網背にヒザを突くが、ブレーク。神田の入りに左を当てるDJ! 下がりながらも左を突く神田に、DJが前に出るが、神田は一本を差して、DJを回して崩すもゴング。
3R、右ハイを見せたDJ。サウスポー構えに。神田はワンツー。DJの入りに左ヒジを狙う。スイッチするDJ。ワンツーで前に出るが、そこにカウンターで胴タックルは神田。差し上げるDJに押し込む神田は、アンクルピック狙い。なおも押し込むがブレーク。
左のカウンターを狙い、長い右ジャブを突く神田! DJの入りに左ヒザも入れる。右インローを返すDJ。蹴り足を掴みに行く神田は、そのまま押し込み、右で差すもブレーク。DJは前に出て右をヒット! ラッシュするが、鼻血を出した神田も凌ぎ、判定3-0(30-27×3)で神田が勝利した。
試合後、神田は「鶴屋浩エンターテインメント所属の神田です。小1からPRIDEを見て、この世界に入りました。RIZINでチャンピオンになれるようこれからも頑張ります」と榊原信行CEOの前で語った。