(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI
2025年12月21日(日)東京・立川ステージガーデンにて『PANCRASE 360』(U-NEXT配信)が開催された。年内最後のビックマッチは、5大タイトルマッチが並んだ。
▼キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R ※選手名からインタビュー
×佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)王者)※初防衛戦 5勝2敗1NC 77.1kg
[2R リアネイキドチョーク]
〇ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル/ヤマウチチーム)1位 31勝7敗 77.0kg
※ゴイチがウェルター級新王者に
4月大会での押忍マンとの王座決定戦で、剛腕から繰り出すパンチラッシュでダウンを奪い、パウンドアウトによる勝利で17代王者に輝いた佐藤。その勢いのまま5月のROAD TO UFCに挑むも、キット・キャンベルにキャリア初黒星を喫した。
その佐藤の初防衛戦に用意された相手は、紛れもない世界のトップファイター ゴイチ・ヤマウチ。PANCRASE初参戦となった4月大会で、階級を下げた前ミドル級王者・内藤由良を左ジャブ一撃でマットに沈め、会場を震撼させた。
PANCRASE勢に襲いかかる強豪外国人選手の中でも圧倒的な実績を誇るゴイチを、佐藤の剛腕がはじき返すか。試合前日には「KOで防衛します」と言いながらも「MMAします」とも語っている。対するゴイチは「短期決着を狙いますが、5R戦えるようにも準備してきた。佐藤選手を警戒しているが、最後に勝つのは私」と自信を示している。ゴイチが日本人ファイターに再び絶望を味合わせるのか。年内最終戦のビッグイベントのトリを飾るワールドクラスのチャンピオンシップだ。
1R、オーソのゴイチに佐藤はサウスポー。ゴイチはスイッチしてサウスポーに。左で飛び込む佐藤。さらに左で前進も組むゴイチが、ケージまでドライブ。シングルレッグに切り替え崩してバッククリンチ。ヒザを突き、崩して両足をフック。ジャッジ3者が10-9でゴイチを支持。
2R、左フックを放つ佐藤。さらに飛び込んでアッパー。ゴイチは跳びヒザ。それを掴んでシングルレッグの佐藤だが、ゴイチがバックに回りバックマウント、リアネイキドチョーク、アゴ上で凌ぐ佐藤に、左腕を喉下に食い込ませてタップを奪った。
ゴイチがウェルター級王者に。「日本のファンの皆さん、本当にありがとうございます。私はようやくPANCARSEのタイトル手に入れることができました。昔からPANCRASEの選手何人かをとても尊敬していて、夢の一つを叶えられてとても嬉しいです。ありがとうございます」と語った。














