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【PANCRASE】ライト級王座戦・雑賀ヤン坊が天弥を左ヒザTKO! 佐藤がTKOでウェルター級新王者に、ゴイチが内藤を70秒KO、武者がレーベンに勝利、電池がリトルに判定勝ち、大塚が浜本からダウン奪い判定勝ち、荒田がギレルメをKO

2025/04/27 12:04

▼スペシャルワンマッチ ウェルター級 5分3R
×内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)第15代ミドル級KOP 6勝1敗 77.35kg
[1R 1分10秒 KO]
○ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)29勝7敗 77.4kg

 ゴイチ・ヤマウチは、Bellatorでライト級からウェルター級に転向後、3連勝。2023年3月に“MVP”マイケル・ペイジに敗れたが、2024年4月のPFLウェルター級でネイマン・グレイシーとの再戦で判定勝ちで再起。6月にアンドレイ・コレシュコフに判定負けで決勝トーナメント進出ならなかった。

 これまで日本では、2019年12月29日の『BELLATOR JAPAN』の71.6kg契約でダロン・クルックシャンクに、ケージを蹴ってのリアネイキドチョークで1R一本勝ちしており、それ以来の日本マット。従弟のシュウジ・ヤマウチが戦っているPANCRASEに参戦を決めた。32歳。

 試合前日に29歳の誕生日を迎えるミドル級王者の内藤由良は、PNACRASEで6戦無敗。デビュー以来、5フィニッシュと圧巻の戦績を誇る。

 2024年9月にUFC登竜門大会『ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)2024』ミドル級に参戦し、カメルーンのアテバ・グーティエと対戦。1Rは蹴り足を掴んだテイクダウンでトップを奪ったものの、2Rに組みを切られて左右フックにダウン。パウンドアウトされている。

 7カ月ぶりの再起戦にして、ウェルター級に転向する内藤は、同階級でいきなり世界レベルのゴイチと対戦することになる。

 MMA36戦の強者ゴイチに、内藤は7戦のプロスペクト。柔術・ボクシング・ムエタイベースのゴイチに対し、内藤は2016年の全日本選手権86kg級5位のレスリングと3歳から始めた極真空手歴10年の経験も持つ。

 オールラウンダーながら、3KO・TKOに21の一本勝ちを誇る柔術が際立つゴイチに対し、階級上から落としてくる内藤は減量に成功し、パワフルな身体でトップで寝技をカットして殴れるか。

 会見で内藤は、DWCSのミドル級でUFC初戦でも勝利を挙げたグーティエとのフィジカル差を感じたことを明かし、ウェルター級転向に向けトレーナーについてもらい減量が順調であること。さらに、PFLウェルター級トーナメントを勝ち上がっている菊入正行、そしてともにウェルター級転向となる岩﨑大河とも練習を行っていることを語っている。

内藤「PANCRASEを世界に証明します。ゴイチ選手、PANCRASEにようこそ、オブリガード」

ゴイチ「PANCRASEの皆さん、こんにちは。試合できるチャンスをくれて本当にありがとうございます。明日必ずいい試合にします。内藤さん、この試合を受けてくれて本当にありがとうございます。いい試合にします、期待しておいてください」



 1R、オーソドックスの内藤にゴイチはサウスポーで構える。カーフを蹴るゴイチに内藤はミドルキック。タックルのフェイントを見せる。オーソにスイッチしたゴイチ。




 ジャブの刺し合いから、内藤のジャブに合わせたゴイチのジャブがヒットし内藤ダウン!ゴイチすかさず上になりパウンド!KO!


 1R1分10秒、ゴイチKO勝ち。



 マイクを取ったゴイチは日本語で「こんばんは。ありがとね」とコメントすると、「日本人を本当に心から愛しています。パンクラスにはこの試合をやらせてもらって本当に感謝しています。自分のエネルギーが、みなさんに伝わると良いと思っています。みなさん本当にありがとうございました」と語った。


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