▼第4試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R延長1R
×セーンダオレック・スターライトジム(タイ/スターライトジム)
KO 2R 2分00秒 ※左ストレート
〇髙橋亨汰(髙橋道場)

セーンダオレックは21歳にして161勝37敗5分と200戦以上の経験を持つサウスポー。現在は日本のY'ZDジムでトレーナーを務めながら、試合出場している。KNOCK OUTには2024年4月に初参戦すると重森陽太に判定で敗れたが、6月に大谷翔司から左ストレートでTKO勝利を奪った。12月の第3代KNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦での大谷との再戦では2RでTKO負け。

髙橋は極真空手出身で、兄は極真会館第12回全世界空手道選手権大会4位の高橋佑汰。2015年10月にキックボクシングデビューし、多彩な蹴り技で2019年7月に日本ライト級王座に就いた。2023年2月にはWKBA世界62kg王座も獲得。ひとつの引き分けを挟んで17連勝で2024年8月にKNOCK OUTへ本格参戦を果たしたが下地奏人に延長Rで敗れた。2025年2月、折戸アトムを3RでKOして再起。戦績は25勝(12KO)4敗2分1無効試合。

1R、両者サウスポー。髙橋はステップを踏んで左ローを蹴っていき、左ストレート。奥足への右ローも蹴る。セーンダオレックのミドルをキャッチして流し、逆にミドルを蹴る髙橋。左ローと左カーフを蹴る髙橋は左ストレートも当てる。セーンダオレックは左ミドル。至近距離でフックの打ち合いになるとセーンダオレックが左フック。髙橋が距離を支配した。

2R、左右ミドルを蹴るセーンダオレックに髙橋は奥足への右ロー。セーンダオレックのミドルをキャッチしてのミドルの蹴り返しも使う。前に出てくるセーンダオレックは左ストレートを強打。左ミドルを右手でキャッチした髙橋は左ストレートのカウンターを入れてダウンを奪う。

再開すると髙橋は飛び蹴り。セーンダオレックも打ち合いに出るが、髙橋が左ストレートを直撃させる。吹っ飛ぶようにダウンしたセーンダオレックは失神。髙橋の豪快KOとなった。

髙橋はマイクを持つと「セーンダオレック選手は本当に強い選手で起毛も怖くて眠れなかったんですけれど、今日勝てて本当に良かったです。あと1戦くらい挟んでも、いきなりタイトルマッチでもいいのでぜひお願いします」と、涙ぐみながらタイトル挑戦をアピールした。


