▼第6試合 KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R
×髙橋亨汰(髙橋道場/元日本ライト級王者)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
〇下地奏人(RIOT GYM)
※本戦の判定は29-30、29-28、29-29。
髙橋は極真空手出身で、兄は極真会館第12回全世界空手道選手権大会4位の高橋佑汰。2015年10月にキックボクシングデビューし、多彩な蹴り技で2019年7月に日本ライト級王座に就いた。他団体の王者・ランカーを撃破し、2022年5月には1月のKNNOCK OUTで無効試合となっていた古村匡平との再戦で勝利。2023年2月にラットをTKOで破り、WKBA世界62kg王座も獲得。ひとつの引き分けを挟んで17連勝中。戦績は29勝(14KO)3敗2分1無効試合。
当初は2023年12月の『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』で久井大夢(TEAM TAIMU)との対戦が決まっていたが、高橋が諸事情により欠場。8カ月の期間を経てKNOCK OUT参戦となる。
下地はMA日本キックボクシング連盟でバンタム&フェザー級の二階級制覇を達成したRIOTのジム所属で、トレーナーは元WBCムエタイ日本統一フライ級王者でKNOCK OUTでも活躍した仲山大雅。8勝(2KO)無敗で2023年12月の『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』にて栗秋祥梧との対戦が決まっていたが、計量オーバーにより栗秋の不戦勝となっていた。
1R、下地は高橋のローに合わせた左フック、飛び込んでの右ボディストレートをパワフルに決める。サウスポーの高橋は回り込みながらローを蹴り、下地が飛び込んでくるところにはヒジを合わせようとした。
2R,飛び込んでの強烈な左フックや右ボディストレートを放つ下地。高橋は強打を警戒してかなかなか攻撃が出せず、下地がプレッシャーをかけていく。高橋はミドルを蹴る。
3R、圧をかけてくる下地に高橋は打たせてから打つ戦法に。ならばと下地が銅廻し回転蹴りを出すと高橋も負けじと同じ技を返す。下地は左耳から出血してドクターチェック。再開後、左右フックで襲い掛かる下地に高橋も蹴り返す。今度は高橋が銅廻し回転蹴りを放つと、下地は同じ技を返す。
判定は三者三様のドローで延長戦へ。単発ながらパンチを当てるのは下地、高橋のパンチは空を切る。左ミドルを蹴る高橋に下地も右ミドルを蹴り返して譲らず、判定3-0でパンチを当てていった下地が番狂わせの勝利を飾った。