▼第8試合 スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R延長1R
×漁鬼(SHINE沖縄)
判定0-3 ※27-30×3
〇ユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)

漁鬼は沖縄のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級王者、BEAST同級王者。2022年7月、KNOCK OUTに初参戦すると中島弘貴に延長戦でTKO負けも接戦を演じ、20244年2月には渡部太基に勝利。6月のエミール・アラゾフ戦では判定負けした。10月のKNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝では中島玲に判定負けも1Rにダウンを奪った。

2025年2月、西川康平を初回でKO。5月には中島弘貴との再戦でダウンを奪って勝利、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座に就いた。試合後のマイクで「来月、中島玲とユリアンが試合をするらしいので、勝った人とぜひやらせてください」とアピールしていた。戦績は9勝(3KO)6敗1分。

1R、ポズドニアコフはサウスポーになると左ミドルを連打、オーソドックスに戻ると左右フックで前に出る。漁鬼は右ストレートを打って行くが、ポズドニアコフはサウスポーになっての左ミドル、左ボディ、ヒザとレバーを攻めていく。

駆け足するようなパフォーマンスを見せてワンツーを打って行くポズドニアコフ。漁鬼が左右フックを繰り出すとバックキックを見せる。左ボディ、ワンツー、右ハイとポズドニアコフが攻め込む。

2R、ポズドニアコフのジャブ、左右フックに漁鬼はワンツーで前へ出るがポズドニアコフに組まれる。ワンツー、左フック、組んでのヒザ、さらに飛びヒザと攻めるポズドニアコフ。的確に当て、技も多彩なポズドニアコフに漁鬼は右カーフと左右フックで対抗するが、ポズドニアコフは右カーフから顔面へのヒザ蹴り。上下にも攻撃を散らせる。

飛び込んでの左ボディから左ミドル、漁鬼は右フックをヒットさせるがポズドニアコフはすぐに前へ出てパンチとヒザ。ジャブもいいタイミングで漁鬼の顔面を捉える。

3R、ポズドニアコフは左ボディ。ここで漁鬼は左右フックで前へ出るが、ポズドニアコフの左ボディ、左ミドルで押し返す。ワンツーからヒザ、左右フックからの左ボディ、コーナーに詰めた漁鬼に右ストレート、左フック。漁鬼は思い切り左右フックとアッパーを振り回すが、ポズドニアコフは下がらず左フックとヒザ。漁鬼は最後まで諦めずパンチで攻めていったが、ポズドニアコフは後ろ蹴り。

ポズドニアコフがフルマークの判定勝ち。するとリング上に、当初ポズドニアコフと戦う予定だった中島玲がマイクを持って上がり、「ユリアン、タイトル懸けてやろう。俺が倒す。俺が倒すから、絶対に勝つから」と改めてタイトルマッチで戦おうとアピール。ポズドニアコフは「次は怪我をしないようにしっかりと試合をしましょう。僕はこのKNOCK OUTでRED、BLACK、UNLIMITED全てのベルトを獲りたい。漁鬼選手のこともめっちゃ好きになりました。ナイスガイで日本の漢って感じでした。日本大好きです」と、KNOCK OUTの全ルール制覇を目標に掲げた。


