▼第6試合 スーパーファイト KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
〇乙津 陸(KNOCK OUT クロスポイント大泉/KNOCK OUT-REDバンタム級王者)
KO 3R 2分24秒 ※3ノックダウン
×石川直樹(KICKFUL GYM/四冠王)
乙津は2021年10月にプロデビュー。2022年12月に第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、心直に判定で敗れてプロ初黒星。バンタム級に階級を上げて2023年8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では心直にリベンジして初戴冠を果たした。11月には初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んだがサンチャイに惜敗。2024年2月、Krushに乗り込んで齊藤龍之介に延長Rで勝利もアゴを骨折して長期休養に。2025年4月に復帰するも森岡悠樹に初回KO負けを喫した。戦績は10勝(4KO)3敗。
石川は元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王で、ジャパンキックでは2019年5月のプレ旗揚げ戦、8月の旗揚げ戦ともにメインを務めたエースだったが、2021年9月からフリーに。10月のRIZINでは吉成名高にTKOで敗れている。フリーとして様々なリングで試合を行い、2024年6月にフランスでニコラス・リヴァースにKO勝ち、ISKAインターコンチネンタルK-1ルールフライ級王座を獲得した。首相撲からのヒザ蹴り・ヒジ打ちを得意とする。2025年5月11日のNJKFで大岩竜世を破り、現在10連勝中。戦績は35勝(14KO)10敗8分。

1R、右カーフの蹴り合い、石川はさっそく得意の首相撲からのヒザを使う。乙津はジャブ、右カーフ。石川は乙津が入ってくるタイミングで前蹴り、ヒジ、ヒザを合わせに来る。

2R、乙津は右カーフを蹴って右ストレートにつなぐ。石川が前に出てくるとバックステップ。出入りする乙津が右カーフと右ストレート、石川が前へ来るとジャブを合わせる。それでも捕まえてガッチリとロックしてのヒザ蹴りを入れる石川。ここから石川の首相撲地獄が始まり、乙津は何度も捕まってヒザをもらう。組み際にはヒジ。ボディにヒザをもらった乙津は足をすくって投げる。石川はボディだけでなく顔面にもヒザ。

3R、乙津は右カーフから右フック、石川が出てくるところに右フックをヒットさせると石川がフラつく。それでも首相撲に持ち込む石川。ジャブで前に出る石川にジャブ、左フックの乙津。圧を強める乙津は、石川が組んでヒザを蹴ってきたところに左フックを合わせてダウンを奪う。

前へ出る乙津が右フックをヒットさせ、さらに左フック。バックスピンエルボーを出す石川だが、乙津の右ショートをもらって2度目のダウン。右フックでフラついた石川に乙津が左右フックのラッシュ、最後は左フックで石川が崩れ落ち、乙津の見事なKO勝ちとなった。

乙津はマイクを持つと「とりあえず勝ちました! 前回復帰戦で今日タイトルマッチやる森岡選手にKO負けしちゃって凄く考えさせられることあって。今日、KO出来て本当に嬉しいです。先週の土曜日に21歳になったので、ケーキ喰えなかったのでKOボーナスで豪華なケーキを食べたいと思います。自分、55kgでも戦えるし、勝てることを証明できたのでこれからも乙津陸の応援よろしくお願いします」と語った。


