▼第5試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R延長1R
×前田大尊(マイウェイジム)
KO 3R 2分31秒 ※右飛びヒザ蹴り
〇福田拓海(KNOCK OUT クロスポイント大泉)
前田は小学1年生でキックボクシングを始め、アマチュアで4冠王に。プロでは2023年7月に一航からハイキックでダウンを奪っての勝利で名を挙げ、2024年2月にはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦も行っている(判定負け)。「KICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント」の1回戦では一航を返り討ち、12月の準決勝で壱・センチャイジムに敗れた。戦績は9勝(1KO)4敗1分の19歳。

福田は2021年第40回K-1アマチュアBクラス60kgトーナメント優勝、2022年KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kトーナメント優勝を経て2022年8月にKNOCK OUTでデビュー。3連勝を飾ったが4戦目で祐輝にKO負け、6戦目で古木誠也の相手に抜擢されたがKO負けを喫した。2024年12月に遊羅に初回KO勝ち。5勝(3KO)2敗1分で2敗はいずれもKO負けという倒すか倒されるかのスタイル。

両者は2025年4月の前戦で対戦し、延長戦でも決着がつかずドローとなっていた。

1R、前田がジャブからバックハンドブロー、互いに右カーフを蹴り合う。福田が右カーフから右ミドル。前田はバックハンドブロー、バックキックと回転技を多用する。前田が右ストレートをヒットさせ、前へ出る。両者カーフの蹴り合い、前田はバックハンドブローを当てる。

2R、左右フックからの右ローで攻める前田。前に出る福田が右ミドルと右カーフ、前田はジャンプしてそのカーフをかわす。蹴りを多用する福田が前に出ていく。前田は左カーフからバックハンドブローをヒットさせるが、福田は全く下がらない。右で蹴りまくる福田に前田は右ストレート。

3R、ジャブと右カーフ、前蹴りで前に出る前田。ヒザも入れる。福田は徹底した右ローとカーフだが、いきなり飛び蹴りも繰り出した。前田は右ミドル、バックキック。フック連打からの右ローも前田がヒットさせ、バックハンドブローを繰り出す。福田の右をもらった前田だがジャブで体勢を立て直す。前田が左ボディ、左フックからの右ロー、右ボディストレート。するとここで福田が突然の右飛びヒザ蹴り! これが見事にヒットし、前田は大の字に。豪快なKOに代々木は大きく沸いた。



福田はマイクを持つと「ベストKOは俺でしょう。こんな逆転の飛びヒザないっしょ。もう文句ないっしょ、俺タイトルマッチで。前田くん、めちゃくちゃ強くてプレッシャーハンパないので自分を褒めたいです。あとBLACKで一人残ってるのはセミファイナルで試合をする人だけなので、皆さんも俺がBLACKのベルト巻くところ見に来てくれないですか。俺の友だち、パーティーしようね」と、タイトルマッチをやらせてほしいとアピールした。



