▼第8試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R
〇ボボ・サッコ(フランス)
判定3-0 ※29-27×3
×ヤン・カッファ(オランダ/ARJ GYM/AFSO世界王者、MIX FIGHT世界王者)
サッコは77勝6敗1分の戦績を持つベテランファイターで、WBCムエタイインターナショナルウェルター級王座、WPMF世界ウェルター級王座、WMC世界ウェルター級王座を獲得。2019年2月の『ONE』でクラップダムに判定で敗れて以降はチャド・コリンズやデニス・ウォシクらに6連勝と好調だ。2018年2月にはブアカーオとも対戦経験がある。
カッファはキックボクシングを5歳から始めて“ラモン・デッカーの再来”と呼ばれているという。2022年8月にRISEに初来日し、山田洸誓と対戦するもKO負け。2023年5月にGLORYデビューを果たし、ベルジャン・ペポシとの激しい打撃戦を制して判定勝ち。8月もエル・ハムーチェから勝利して連勝したが、2024年5月にデニス・ウォシク、12月に麻火佑太郎に敗れた。戦績は20勝(7KO)5敗。

1R、サウスポーのサッコはジャブを突き、左ストレートを伸ばす。カッファは重い左右のカーフ&ローから左右フックを打ちに行くが、リーチの長いサッコのジャブと左ストレートに近付けない。ラウンド終了間際、サッコが左ストレートで後ろに吹っ飛ばしてダウンを奪うが、カッファは「ダウンじゃない」と猛抗議。

2R、パンチ&ローのカッファに対し、サッコは左ミドル、ヒザも巧みに使って距離をコントロール。カッファはなかなか左右フックの距離に持ち込めないが、しつこく蹴っていた右インローにサッコが反応を見せ始めた。

3R、カッファの左右フックがようやくサッコを捉え始め、カッファの右インローにサッコの足が跳ね上がる。しかし、サッコは回り込みながら左ミドルと前蹴りで距離をとる。近付くとヒザ蹴り。サッコが完全なムエタイスタイルで試合を支配し、判定3-0で勝利した。

2回戦進出を決めたサッコは「この前に立つことが出来て光栄に思います。素晴らしい場所に立つことに感謝しています。皆さんも試合を楽しんでいただけたと思います。トレーニングを積んで万全な状態でまた日本に戻ってきて戦えること心から望んでいます」と勝利者インタビューに答えた。


