キックボクシング
レポート

【RISE】那須川龍心がフルマーク判定勝ちでISKA世界王者に、スーパーフライ級転向を宣言。中村寛が激闘の延長戦で笠原友希をKO、優勝してONE狩りへ。フェザー級トーナメントは笠原弘希、モラリ、クリート、サッコが勝ち上がり。花岡竜が多彩な技で圧勝、鈴木真彦が熱闘打ち合い制す、裕樹が3Rに逆襲も北井智大の勝利、GUMPが髙橋亮に勝利、伊東龍也が松下武蔵にリベンジ、加藤有吾が鮮やかなKO

2025/06/21 12:06

▼第3試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇伊東龍也(HAYATO GYM/同級6位)
判定2-0 ※29-30×2、29-29
×松下武蔵(GOD SIDE GYM/同級9位)


 伊東はStand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝の実績を持ち、プロデビューから6連勝(3KO)と勢いに乗っていたが7戦目で松下武蔵に延長で判定負け。福井萌矢に勝利も塚本望夢にOFGマッチで敗れた。2025年1月に京谷祐希に判定勝ちしてランクアップを果たしたが、4月の良星戦では判定負け。戦績は8勝(3KO)3敗。


 松下はKNOCK OUTのリングで王者・古木誠也をKOするなど活躍し、RISEのリングへ。2023年12月にはKrush王者・池田幸司と接戦の末、判定負けを喫した。再起戦では伊東龍也に延長戦の末に辛勝。2024年6月、若原聖をKOしたが9月に加藤有吾に惜敗。12月に塚本望夢の欠場を受けてスクランブル参戦し、ジャンジャン・シー・ラバヤンを左ボディでKO。2025年2月にはオート―を延長戦でTKOに下した。戦績は12勝(6KO)3敗1分。


 1R、サウスポーの伊東は序盤のパンチ狙いから左ミドルを多用していく。松下はジャブ主体で右ストレート、左フックを繰り出す。


 2R、松下の右に左を被せに行く伊東。松下はジャブを突きつつ、左フックをコンパクトに当てていく。右ストレートで前へ出ていく画面もあるが、伊東はそこへ左を合わせに来る。


 3Rは2人とも勝負に出る。パンチからヒザにつなぐ両者だが、打ち合いになると左右フックでヒットを奪うのは伊東。手数が出ない松下は左フックを大振りしての空振りが目立つ。ならばと右ボディを打つ松下。伊東がヒザも効果的に入れる。


 判定は2-0で伊東が勝利。リベンジを果たした伊東は男泣きした。

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