▼第6試合 -57kg契約 3分3R延長1R
〇鈴木真彦(TEAM 寿/バンタム級2位、第7代RISEバンタム級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×戸井田大輝(TOP LEAD GYM/フェザー級9位)

鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てた。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ち。那須川天心に2度、志朗に2度敗れた以外は連勝も、2023年3月にK-1のリングで玖村将史にダウンを奪われて敗れた。

8月にイマッド・サヒをKOして再起したのもつかの間、12月に大﨑孔稀に敗れ王座を失い、2024年3月に金子にリベンジを許した。12月にジェイミー・ゲイマンを初回KOしたが、2025年4月に大森隆之介に判定負け。戦績は36勝(21KO)10敗。

戸井田は元MA日本スーパーバンタム王者で、2021年6月からRISEに参戦。闘志むき出しの打たれても前に出る根性ファイトで観客を沸かせ、RISEに定期参戦。2024年3月、RISE代表としてK-1に乗り込むも兼田将暉にKO負け。7月、宮崎就斗に殊勲の判定勝ちも12月のドゥエルバート・マヌエル戦で判定負け、2025年4月の久津輪将充に判定勝ちして戦績を14勝(6KO)7敗1分とした。

1R、両者カーフを蹴っていく。鈴木は左ミドルも多用し、左右ローと蹴りが多い。しかし、戸井田が打ってくると一気に打ち合いを仕掛ける気の強さは変わらず。鈴木の右ボディが決まった。

2Rは激しい打ち合いに。両者のフックが危険な距離で交錯する。その中でヒットを奪っていくのは鈴木。左ボディ、アッパーに加え、戸井田が頭を下げるとすかさずヒザを突き上げる。

3R、戸井田も意を決して打ち合いを仕掛けての打ち合いとなり、両者被弾するが強い攻撃を入れるのは鈴木。右ストレートから入り、左右ボディ、蹴りも織り交ぜる。戸井田も左フックを中心にパンチを当てるが、鈴木の連打の返しが速く、コーナーへ追いつめられる。ヒザも突き上げる鈴木。

判定は3-0で鈴木が熱闘を制し、戸井田は判定が出る前から男泣き。
マイクを持った鈴木は「体重関係なく僕がこの試合をしたかったのは、戸井田選手はなかなかいない本物のファイターだと思っていて。僕もそういう試合をしたかったからです」と、戸井田と戦ってよかったと語った。


