キックボクシング
レポート

【RISE】那須川龍心がフルマーク判定勝ちでISKA世界王者に、スーパーフライ級転向を宣言。中村寛が激闘の延長戦で笠原友希をKO、優勝してONE狩りへ。フェザー級トーナメントは笠原弘希、モラリ、クリート、サッコが勝ち上がり。花岡竜が多彩な技で圧勝、鈴木真彦が熱闘打ち合い制す、裕樹が3Rに逆襲も北井智大の勝利、GUMPが髙橋亮に勝利、伊東龍也が松下武蔵にリベンジ、加藤有吾が鮮やかなKO

2025/06/21 12:06

▼第10試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R
×伊藤澄哉(戦ジム/ライト級2位)
判定1-2 ※29-28、28-29×2
〇ペトル・モラリ(モルドバ/Kickboxing fearless/ウェルター級2位)


 伊藤は地下格闘技キックの大会『益荒男』や『飛車角』で活躍、17勝(15KO)無敗の戦績を引っ提げて2019年11月にRISEでプロデビュー。3戦3勝2KOの快進撃を続けていたが、2021年9月の4戦目で実方拓海に初黒星を喫した。2022年4月にはYA-MANと初のOFGマッチを行ってダウンの応酬の末にKO負けし3連敗を喫したが、2023年10月に北井智大を破ると3連勝(2KO)でライト級1位に躍り出た。しかし、2024年11月に高橋聖人にまさかの初回KO負け。再起戦となった2025年4月、石田迅を初回KO。戦績は6勝(4KO)5敗。


 モラリはWKU世界-65kg王者で、戦績は8勝3敗。パンチ、蹴り共に思い切った攻撃を仕掛けるアグレッシブなファイタータイプ。2021年6月に、当時無敗だったヤン・カッファを後ろ廻し蹴りでKOした一戦が光る。2023年12月の初来日ではRISEウェルター級王者の中野椋太を判定で破ったが、2024年6月にスーパーライト級で白鳥大珠に判定負け。9月も實方拓海に判定で敗れた。


 1R、互いにジャブ&ロー。伊藤は左ミドルも織り交ぜ、右ストレートを狙っていく。


 2R、伊藤は右ストレートからワンキャッチのヒザ蹴り、モラリも右ストレートを返してくる。序盤は互角の展開が続いたが、モラリが右を当て始め、伊藤もヒットを奪うが一発のパワーがモラリの方が上。


 3R、後ろ廻し蹴りを何発も放つモラリ。伊藤は右ストレート、右フックを当てに前へ出るがモラリの右ストレート、右フックを被弾。伊藤も右ストレートを当てるが、モラリの強い一打をもらってしまう。


 判定は2-1と割れ、モラリが勝利。マイクでは「やるべき仕事をしたと思います。少し休んでまた次のトーナメントのための準備をしようと思います。自分の友だちとチームのみんなにありがとうと言いたい」と語った。

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