キックボクシング
レポート

【RISE】那須川龍心がフルマーク判定勝ちでISKA世界王者に、スーパーフライ級転向を宣言。中村寛が激闘の延長戦で笠原友希をKO、優勝してONE狩りへ。フェザー級トーナメントは笠原弘希、モラリ、クリート、サッコが勝ち上がり。花岡竜が多彩な技で圧勝、鈴木真彦が熱闘打ち合い制す、裕樹が3Rに逆襲も北井智大の勝利、GUMPが髙橋亮に勝利、伊東龍也が松下武蔵にリベンジ、加藤有吾が鮮やかなKO

2025/06/21 12:06

▼第5試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R
×裕樹(ANCHOR GYM/第3代RISEスーパーライト級王者、初代RISEライト級王者、初代RISEスーパーフェザー級王者)
判定0-3 ※27-29×3 
〇北井智大(チームドラゴン/同級5位)


 裕樹は長年にわたってRISEで活躍し、RISE初で唯一の三階級制覇(スーパーライト、ライト、スーパーフェザー級)を達成。“鬼のローキック”と呼ばれる強烈なローを武器にロッタンや野杁正明など国内外の強敵と戦った。2020年11月に大阪で那須川天心を相手に引退試合を行い、2R KO負けで壮絶に散った。2024年10月、42歳にして約5年ぶりに現役復帰を決意。戦績は46勝(30KO)26敗2分。


 北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきたRISE随一の激闘派として知られる。2021年9月に初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んでYA-MANにKO負けを喫し、以後4連敗したが2023年7月に北濱精悦をKOして復活。10月には伊藤澄哉とダウン応酬の激闘も判定で敗れた。2024年11月に塩川琉斗、2025年4月に奥山雅仁に敗れており、連敗脱出なるか。戦績は25勝(10KO)21敗2分。


 1R、裕樹は以前通りガードを固めて前へ出ていく。まずはインローを蹴る。北井は右へ大きく回り込んでいき、追ってくる裕樹に左フック。北井の左フックをもらった裕樹は一瞬怯んだが、詰めてきた北井と打ち合う。


 2R、右へ大きく回り込む北井を追っていく裕樹だが、北井の左ボディからの左フックをもらい、次の左ボディからの右ストレートをまともにもらってダウン。立ち上がると北井が左フック、右アッパーで詰めるが、裕樹も左ボディ、左フックを返す。


 3R、前蹴りを多用して裕樹をローの距離に入らせない北井だが、裕樹はもうひとつの得意技であるノーモーションの右ストレートで入り込みキレのある左ローを狙い撃ち。この左ローに右足を上げる北井。あわや逆転かと思われるほど裕樹のペースが上がったが、時すでに遅し。北井も左右フックで反撃。


 判定3-0で北井の勝利となった。

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