キックボクシング
レポート

【RISE】那須川龍心がフルマーク判定勝ちでISKA世界王者に、スーパーフライ級転向を宣言。中村寛が激闘の延長戦で笠原友希をKO、優勝してONE狩りへ。フェザー級トーナメントは笠原弘希、モラリ、クリート、サッコが勝ち上がり。花岡竜が多彩な技で圧勝、鈴木真彦が熱闘打ち合い制す、裕樹が3Rに逆襲も北井智大の勝利、GUMPが髙橋亮に勝利、伊東龍也が松下武蔵にリベンジ、加藤有吾が鮮やかなKO

2025/06/21 12:06

▼第1試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇加藤有吾(RIKIX/同級3位)
KO 2R 1分28秒 ※左フック
×礼司(楠誠会館/フェザー級14位、JAPAN CUP KICKバンタム級王者)


 加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。2022年8月から4連勝を飾ったが、2023年8月の大﨑孔稀戦で判定負け。12月に有井渚海に勝利して再起したのも束の間、2024年3月にジャルンスックに判定負け。5月にホームリングの『NO KICK NO LIFE』にてヌアシラーをKO。9月には松下武蔵に判定勝ちした12月は『ONE Friday Fights 91』に初出場、OFGムエタイに挑んでケイ・ジンジュンをKOした。戦績は27勝(12KO)7敗。


 礼司は2023年8月にDEEP☆KICKでプロデビューし、2連敗を喫したが3戦目でドローになると以後の3戦は全て勝利。2025年2月、寺山遼冴に判定勝ちして一気に注目を集めた。


 1R、さっそく圧をかけていく加藤に礼司はコーナーまで下がるが、サウスポーからの左ストレートをカウンターで狙い撃ち。左右フック、左ボディで攻めていく加藤にカウンターを打って行く。互いにカーフを蹴る。終盤、加藤が右フックでグラつかせてパンチをまとめた。


 2Rも圧をかけて前へ出る加藤に左ストレート、左フックのカウンターを狙っていく礼司。加藤はもらいながらも下がらず前へ。コーナーへ詰められた礼司は左フックを狙い撃ちにするが、加藤はその左フックに左フック。吹っ飛ぶようにダウンする礼司。


 加藤の鮮やかなKO勝ちでRISE横浜大会は幕を開けた。

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