▼第9試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
〇松下武蔵(GOD SIDE GYM/同級8位)
TKO 延長R 2分59秒 ※レフェリーストップ
×オートー・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンジム/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位)
※本戦の判定は30-29、28-29、29-29。
松下はKNOCK OUTのリングで王者・古木誠也をKOするなど活躍し、RISEのリングへ。2023年12月にはKrush王者・池田幸司と接戦の末、判定負けを喫した。再起戦では伊東龍也に延長戦の末に辛勝。2024年6月、若原聖をKOしたが9月に加藤有吾に惜敗。12月に塚本望夢の欠場を受けてスクランブル参戦し、ジャンジャン・シー・ラバヤンを左ボディでKOした。戦績は11勝(5KO)2敗1分。
オート―は元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位で、2024年8月のRISEに初参戦すると拳剛を左右ミドルと右ストレートを駆使し、打たれ強さも見せて延長戦で判定勝ち。12月には元フェザー級王者・門口佳佑と対戦し、判定2-0で敗れるも接戦を演じた。
1R、松下はワンツー、逆ワンツー、後ろ蹴り、右カーフからの左右連打から右カーフと多彩な攻撃パターン。オート―が蹴ってくると間合いを詰めながらパンチを打つ。左フックを打つ松下だがオート―はしっかりブロック。しかし松下が左ボディを打って前へ出るとコンビネーションを回転させた。
2R、ヒザ蹴りと強烈な左フックで攻める松下だが、オート―のジャブ、右ストレートを被弾する場面も。松下がパンチで攻めるとオート―は左ミドル、パンチを打ってからのヒザ。松島も左を当てに行くが、オート―はもらっても下がらず右ミドルを蹴り返す。右のカウンターをヒットさせる松下だがそれでもオート―は下がらず打ち返す。
3R、松下が右カーフから一気にラッシュをかけて前へ出る。しかしオート―はこれに耐え、ヒザを突き刺す。松下の左右ボディにも下がらないオート―の右ミドル、続いて左ミドル。松下はジャブを打ち、オート―が前へ出て来るところにバックハンドブローも不発。オート―はジャブと左ミドル、つかんでのヒザ。左ミドルとヒザに攻めあぐねる松下だが、前へ出て左フックを当てに行く。
本戦の判定は三者三様のドロー。延長戦へ。武蔵が右ストレートからの左フックをヒットさせ、さらにヒザ蹴り。それでも前へ出るオート―はつかんでのヒザ。思い切り左右フックを叩きつける武蔵。さらにロープへ詰めての左右ボディ。オート―は右ストレートからつかんでのヒザ。表情にかなり疲れが見えrうオート―に武蔵は左ボディ。左フックを何度も放つ武蔵が前へ出る。武蔵の後ろ蹴りでオート―が吹っ飛ぶ。立ち上がったオート―に武蔵がラッシュを仕掛け、右フックでダウンを奪う。
再開直後、立ち上がったオート―に走り込んでの胴廻し回転蹴りを当てた武蔵。オート―は棒立ちとなり、レフェリーがストップをかけた。残り1秒での武蔵のTKO勝利となった。
武蔵はマイクを持つと「すいません、もっと早い段階で倒したいと思っていたら気持ちが強すぎてあんな展開になってしあったんですけれど、最後はカッコよく決められたと思います。2連続で実力ある選手にKOで勝ったので、そろそろ上の選手と組んでくれてもいんじゃないですかね。ガンガン戦って早くRISEのベルトを巻きたいのでよろしくお願いします。今日のベストKO賞は俺でしょう」とアピールした。