▼第9試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
×伊東龍也(HAYATO GYM/同級5位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
判定0-2 ※29-30、29-29、28-29
○良星(KSR GYM/同級7位、第8代Bigbangスーパーバンタム級王者)

伊東はStand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝の実績を持ち、プロデビューから6連勝(3KO)と勢いに乗っていたが7戦目で松下武蔵に延長で判定負け。福井萌矢に勝利も塚本望夢にOFGマッチで敗れた。前戦では1月に京谷祐希に判定勝ちしてランクアップを果たしている。戦績は8勝2敗。

良星はスピードとスタミナを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで“ノンストップ・ハイスピードバトル”を展開し、得意技はハイキック。2016年9月に第4代Bigbangスーパーバンタム級王者となり、3度の防衛に成功して以降はRISEを主戦場としている。2018年7月に鈴木真彦に敗れて以降は破竹の7連勝(3KO)を飾っていたが、2020年1月に鈴木とのタイトルマッチ再戦で敗れて王座奪取ならず。2022年4月、大森隆之介にKOで敗れ、しばらく試合から遠ざかっていたが2024年4月に復帰。9月に内田晶を破り再びBigbangスーパーバンタム級王座に返り咲いた。戦績は25勝(4KO)9敗1分。

1R、良星の右カーフと伊東の左ミドルの相打ちが続く。良星はかつてないパワフルさで右カーフ、スーパーマンパンチ。序盤は良星のスピードある攻撃に後手に回った伊東だが、ワンツーで反撃。



2R、伊東は左ミドルとワンツー、ヒザ。良星は打たれながらも前へ出るが伊東のパンチとヒザのヒットが目立つ。それでも攻撃の手を休めない良星はハイキックを放ち、ミドルで応戦。

3R、両者至近距離での打ち合い。ヒットを奪うのは伊東だったが、それでも手を止めない良星が次第に右をヒットさせる回数を増やしていく。両者笑顔を浮かべての殴り合いが続き、前へ出て手数が全く落ちない良星が最後まで攻め続けた。

判定は2-0で良星が辛勝、勝利をもぎ取った。マイクを持つと「おもろかったでしょう? 何が何でも倒したい気持ちが出てしまって、まだまだ進化過程です。僕は上の相手に勝てたのでタイトルに挑戦していきます。まだまだ進化します」と甲高い声を会場に響かせた。


