MMA
レポート

【PANCRASE】ライト級王座戦・雑賀ヤン坊が天弥を左ヒザTKO! 佐藤がTKOでウェルター級新王者に、ゴイチが内藤を70秒KO、武者がレーベンに勝利、電池がリトルに判定勝ち、大塚が浜本からダウン奪い判定勝ち、荒田がギレルメをKO

2025/04/27 12:04

▼フライ級 5分3R
○大塚智貴(CAVE)4位/2021年NBTストロー級優勝 7勝5敗 56.95kg
[判定3-0]※29-28×3
×浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)8位/Fighting NEXUS同級第3代王者 5勝5敗 57.0kg

 無骨なファイター・大塚は、2024年6月に山﨑聖哉を豪快な右ストレートで打ち抜き、ベストKO賞を獲得。

 対する浜本は、MMA転向前にキックボクシングやラウェイのタイトルを獲得し、RIZINでは那須川天心とも拳を交えた打撃のスペシャリスト。

 両者の視線の先にあるのは、伊藤盛一郎の持つフライ級のベルト。ただし、どちらも前戦は黒星。大塚は11月に秋葉太樹に判定0-3負け。同時期に浜本も眞藤源太にスプリット判定で敗れている。ここで敗れれば後がない、意地と生き残りを懸けたサバイバルマッチだ。

大塚「明日はこの歴史に残る大会で、すごい選手たちの中で自分の存在を証明します。よろしくお願いします」

浜本「明日は楽しみます。皆さん応援よろしくお願いします」


 1R、両者オーソドックス。インローで牽制する大塚。バックブローを狙った浜本に大塚が右をヒットさせると浜本ダウン!すかさずバックに回った大塚だが、浜本立ち上がりスタンドバックに。正対しようとしたところで大塚が投げてテイクダウン。首を抱えてがぶると、バックに回ろうとしたが、回らせずに立った浜本。正対して離れる。


 大塚がパンチと前蹴りで出るが、浜本は右フック・左ボディを打ち込む。大塚はタックルに。切った浜本。浜本が間合いを詰めてボディにヒザを入れると、大塚は四つでケージに押し込んでシングルレッグ。抱えあげてテイクダウンを奪った。がぶりからバックに回る大塚だが、浜本は立って正対。離れ際にパンチを入れた浜本。大塚もパンチを返し1R終了。


 1Rはジャッジ三者大塚。


 2R、浜本が左フックをヒットさせると、一瞬腰が落ちた大塚。ジャブを入れる浜本に対し大塚がダブルレッグでテイクダウン。すぐに立ち上がり離れた浜本。首相撲からヒザを入れる。大塚は離れ際に右フックをヒット。大塚シングルレッグに。ケージでこらえた浜本に対し、大塚はダブルレッグへ。四つで受け止めた浜本がヒザを出したがローブローとなりタイムストップ。


 スタンドで離れた状態から再開。大塚がパンチを打ち込むも、浜本はすぐ首相撲に捕らえてヒザを入れる。大塚は四つでケージに押し込むと膝を着いてタックルへ。入れ替えてケージに押し込んだ浜本がヒジ・ヒザを入れたが、離れ際にパンチをヒットさせる大塚。2R終了。


 2Rのオープンスコアも三者大塚。




 3R、タックルに入った大塚だが、切られると立ち上がらず引き込み。浜本がガードに入りパウンドを入れていく。打ち込みながら大塚の右足を超えてハーフに。パウンドを入れる浜本。ガードに戻す大塚だが、口が開き気味で消耗が見える。セコンドからは「立てるなら立て」と指示が飛ぶが、浜本はハーフにしてパウンドを入れる。膝で押して離した大塚はその瞬間に立った。


 残り1分半。浜本は組んでケージに押し込むtお膝を入れていく。シングルレッグに入る大塚の側頭部にヒジを連打する浜本。シングルレッグで担いでテイクダウンした大塚。残りわずかでバックマウントを取りリアネイキドチョーク。防いで正対した浜本に上からパウンドを入れてタイムアップ。


 判定三者29-28で大塚が逃げ切った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント