▼バンタム級 5分3R
○荒田大輝(パラエストラ八王子)4勝1敗 61.4kg
[2R 0分51秒 KO]
×ギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)1勝2敗 62.05kg ※100g体重超過
16名がエントリーした2024年のネオブラッドトーナメントで決勝まで駒を進めるも、MVPに輝いた山口怜臣にスプリット判定で惜敗した荒田。
対するは、2024年12月の渡邉泰斗戦で流れるような動きから腕十字固めを極め、ベストサブミッション賞を手にしたギレルメ。
勝利を掴むのは、前戦の悔しさを糧に過酷な鍛錬を積んできた荒田か、それとも柔術黒帯の極め力を誇る“ボンサイ柔術のホープ”ギレルメか。
荒田「前回負けて悔しい部分がいっぱい残ってるんで、明日は進化した部分をぶつけたいと思います」
ギレルメが初回計量で62.05kg。午後3時までの再計量で61.75kgと、+1ポンド規定より100gオーバーに。対戦相手の荒田大輝(パラエストラ八王子)が試合を承諾したため、61.75kgのキャッチウェイトで試合は行われる。
バンタム級だったが、ギレルメが100gオーバーし、キャッチウェイトに。

荒田は3勝1敗の21歳。パラエストラ八王子所属。昨年のネオブラッドトーナメントでプロデビューし、2連続一本勝ちを含む3連勝で決勝まで進出したが、山口怜臣にスプリット判定で敗れてプロ初黒星を喫し、準優勝に終わった。バックボーンは柔道。

ギレルメは1勝1敗の25歳。ボンサイ柔術所属。昨年の格闘代理戦争-THE MAX-に出場し、準決勝で優勝した中村京一郎にパウンドでKO負けした。昨年9月にパンクラスで行われたプロデビュー戦では、安藤武尊に1R三角絞めを極めかけるもタップを奪えず、後半スタミナ切れし逆転判定負け。12月の2戦目は同じボンサイ柔術の佐藤ゆうじに勝っている渡邉泰斗相手にバックマウントから腕十字に移行してタップアウトを奪い、プロ初勝利を挙げている。

1R、サウスポーの荒田にギレルメはオーソドックス。荒田がジャブから左ストレートを打ち込む。ギレルメがタックルに入ると上を取った荒田だが、下から三角→ヒップスローを瞬時に仕掛けるギレルメ。荒田離れて立ち上がる。ジャブ、左ストレートがギレルメの顔面にヒット。

荒田のワンツーを被弾したギレルメだが、ダブルレッグからスタンドバックに回ると投げてテイクダウン。すぐに足をフックし四の字ロックに。バックからパウンドを入れるギレルメ。バックから横三角・腕十字に移行したが、外して立った荒田。残り時間わずかだが、パンチを打ち込む荒田。1R終了。

1Rのオープンスコアはジャッジ三者とも荒田。ギレルメのサブミッションの仕掛けよりも荒田の打撃を評価する内容に。
2R、ワンツーを入れた荒田。さらにワンツーがヒットしギレルメダウン。座った体勢のギレルメにグラウンドに持ち込ませないままパンチを入れる荒田。立ったギレルメに荒田がワンツーを入れると、効いて顔を背けたギレルメを見てレフェリーストップ!

荒田は試合後のマイクで「前回ネオブラ決勝でスプリット判定負けしたのが悔しくてめっちゃ練習しました。これからバンタム級を荒らして行くんで、荒田大輝のファンになってください」とアピールした。








