(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI/report by JimuraYunta
2025年4月27日(日)東京・立川ステージガーデンにて『PANCRASE 353』(U-NEXT配信)が開催された。前日計量が26日午後1時から都内にて行われ、ライト級(70.3kg)タイトルマッチの王者・雑賀ヤン坊達也(DOBUITA)は70.1kg。挑戦者・天弥(和術慧舟會HEARTS)は70.15kgで計量をパス。
しかし、バンタム級(61.2kg)タイトルマッチの王者・透暉鷹(ISHITSUNA MMA)が減量中に脱水症状で緊急搬送されて計量失格。対戦相手のカリベク・アルジクル ウルル(キルギス)も63.0kgと1.8kgの体重超過で失格。12月の両者負傷の延期に続き、今回も「キング オブ パンクラス チャンピオンシップ バンタム級」は中止となった。
また、同じバンタム級のギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)が初回計量で62.05kg。午後3時までの再計量で61.75kgと、+1ポンド規定より100gオーバーに。対戦相手の荒田大輝(パラエストラ八王子)が試合を承諾したため、61.75kgのキャッチウェイトで試合は行われる。
なお、今回初のウェルター級戦に臨む、ミドル級王者の内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)は「77.35kg」でパス。驚くべきは、ゴイチ・ヤマウチの減量幅だ。
ウェルター級(170ポンド/77.1kg)戦では、王座戦以外の+1ポンド(0.45kg)規定がリミット(171ポンド/77.56kg)のなか、試合4日前(計量3日前)の23日の時点で「87.6kg」を申告していたゴイチは、この日「77.4kg」でパス。3日間で実に「10.2kg」の減量をしていることになる。
内藤も2024年9月のDWCS後に、治療のために休養したことで90kg台だった身体を、試合2週間前に通常体重をミドル級の体重にし、最後に4kgほどの水抜きで77.35kgでパスしているが、果たして試合当日、どこまで戻してウェルターのスピードとミドルのパワーを発揮するか。






