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【PANCRASE】ライト級王座戦・雑賀ヤン坊が天弥を左ヒザTKO! 佐藤がTKOでウェルター級新王者に、ゴイチが内藤を70秒KO、武者がレーベンに勝利、電池がリトルに判定勝ち、大塚が浜本からダウン奪い判定勝ち、荒田がギレルメをKO

2025/04/27 12:04

▼ストロー級 5分3R
×リトル(HIDE'S KICK!)2位 12勝13敗1分1NC 52.55kg
[判定0-3]※27-30×3
○船田電池(和術慧舟會HEARTS)3位/2024年NBT同級優勝 4勝 52.5kg

 2014年から10年以上にわたりPANCRASEで戦い続ける会社経営者・リトル(39歳)。対するは、そのリングネーム“電池”が表わす通り、無尽蔵のスタミナで3R止まることなく戦い続ける大学生・船田(21歳/大会時)。

 2024年4月の暫定王者決定戦で黒澤亮平に敗れたリトルだが、その悔しさを糧に12月には織部修也をフルマークの判定で下し、再起を果たした。

 一方、船田は同じ12月大会で寺岡拓永に判定勝ちするなど、2024年4戦4勝の快進撃でランキング3位に浮上。勢いに乗る恐れを知らぬ若者と経験値に勝るベテランによる世代を超えたストロー級ランカー対決。

リトル「いつか来るぞ、来るぞと思ってた電池くんとの試合、ついに来たなという感じです。明日は最高のリトルを発揮したいと思います。よろしくお願いします」

船田「ずっとリトルさんとやりたいなと思ってたんで、明日は楽しみでしょうがないです。もう気が済むまで動きまくって、リトルさんと2人でクタクタになりたいと思います。お願いします」


 1R、開始と同時に両者中央にダッシュして打撃戦にオーソドックスからロー、左ミドルを入れるリトル。船田が左右のパンチで詰めると、リトルのローをキャッチしてテイクダウン。すぐにケージを使って立ち上がるリトルだが、船田はボディロックを放さずすぐにまたテイクダウン。また立たれたがすぐにテイクダウンした船田。今度はサイドで押さえ込んだ。



 動いてスペースを作り立とうとするリトルだが、船田がパウンドを入れる。亀になり立ったリトル。船田がバックからたすきに取ってグラウンドに引き込むと、ハーフバックからパウンド。立ち上がるリトル。船田は立ち際にすぐにテイクダウンを奪う。残りわずかでニーオンからパウンドを入れる。1R終了。



 1Rのオープンスコアは三者10-9船田。



 2R開始直後に飛びヒザを放ったリトル。ヒットせずテイクダウンしたリトルだが、スクランブルで上を取ったリトルがバックに回りヒジ連打。しかし船田が反転して再び上になるとマウント。パウンドを入れる船田。



 背中を向けたリトルからバックマウントを取る。四の字バックの体勢でヒジを入れていく船田。パンチ・ヒジを入れ続ける船田。おたつロックの体勢で上になる船田。反転しようとしたリトルにおたツイスターの体勢に。首をロックしたが極まらず2R終了。



 2Rも三者船田。



 3R、リトルはこのラウンドはゴング直後にダッシュ出来ず。船田のタックルを切れずに下に。ハーフからパウンドを入れる船田。ハーフから左のパウンドを連打する船田。リトルの立ち際に背中に乗った船田。足のフックを外すリトルだが、再びバックに回った船田が左腕を首に回してチョーク。外したリトルだがバックを取られた体勢が続く。



 残り1分で、再びおたつロックからパウンドを入れる船田。背負って立ったリトルが振りほどこうとするが背中につき続けてパンチを入れる船田。再び立ち上がったところでチョークに捕らえた船田だがタイムアップ。



 ジャッジは三者ともに30-27のフルマークで船田がランキング1位のリトルを下した。

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