▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R
×押忍マン(DESTINY JIU-JITSU)1位 5勝5敗1NC 76.95kg
[2R 0分39秒 TKO]
○佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)3位 4勝1NC 77.05kg
ウェルター級のキング オブ パンクラス チャンピオンシップ(5分5R)。
2024年9月に行われた王座決定戦。佐藤が劇的な逆転TKO勝利を収め王座を戴冠するも、後日押忍マンの後頭部へのパウンドが反則と判断され、試合はノーコンテストに。この因縁に終止符を打つ、正真正銘の決着戦。
前戦は、ウェルター級ならではの激しいド迫力の打撃戦となり、押忍マンが1、2Rで多彩な攻撃を駆使し、ポイントを獲得。3Rは佐藤の強烈な左ストレートが炸裂し、押忍マンを吹っ飛ばした。
共にPANCRASE旗揚げと同じ1993年生まれのファイター。己の肉体と魂を削り合う壮絶な闘いを制し、17代王者として歴史あるベルトを腰に巻くのは果たしてどちらか!? 会見では、押忍マンも佐藤も「完全決着」を宣言した。
押忍マン「明日は今日まで積み上げてきたものを全部発揮します」
佐藤「(※互いのSNSでの煽りを受けて)押忍マン選手がまたドーピングしてきても、僕がしっかりブッ飛ばすんでチャンピオンになります」


1R、オーソドックスの押忍マンに佐藤はサウスポー。詰めた押忍マンがジャブを入れるが、佐藤が左右のフックを振り回す。押忍マンの左フックがヒット。一瞬ぐらついた佐藤。押忍マン四つに組んでケージに押し込む。四つで両脇を差してクラッチした押忍マンだが、佐藤が払い腰で投げてテイクダウン。しかし勢いがつきすぎて押忍マンが上になる。

バックに回る押忍マン。ハーフバックからチョークを狙う。両足をフックし、おたつロックの体勢に。バックから殴っていく押忍マン。リアネイキドチョークを狙う押忍マンだが、佐藤が外すと残りわずかで立ち上がる。立ち際にパンチを入れた押忍マン。1R終了。

2R、パンチ連打で飛び込んだ佐藤。ケージまで後退した押忍マンに左右のフックのラッシュ。その際で佐藤の頭が押忍マンの頭に当たったか。右フックと返しの左フックがヒットし押忍マンダウン! 前回の対戦のように亀になった押忍マンにパウンドの連打を打ち込む。逃れようとする押忍マンだが、連打をもらい続けてレフェリーストップ!

マイクを取った佐藤は「本当の第17代キング・オブ・パンクラシストになりました。文句ないでしょう。これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。








