【第30回ネオブラッドトーナメント】
▼バンタム級 決勝戦 5分3R
〇山口怜臣(TIGER MUAY THAI/ALIVE)2勝1敗 61.65kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×荒田大輝(パラエストラ八王子)3勝 61.5kg
2月からスタートした16名参加のNeo Blood Tournament Finals 2024年、黄金のバンタム級頂点はトータルファイターの山口か、組みが強みの荒田か?
山口は宮下将、宮城成歩滝に判定勝ちで決勝進出。荒田は嶺大基を腕十字、目怒頑丈をリアネイキドチョークで極め、準決勝で白井誠司に判定勝ちで決勝に駒を進めている。
1R、ともにサウスポー構え。先にダブルレッグを仕掛ける荒田に、組んでも崩されない山口は突き放し左フック、左カーフ。そこにカウンターのダブルレッグもスプロールして首相撲ヒザの山口。
離れて跳びヒザの荒田はボディロックから大腰でテイクダウン! しかし下の山口はシングルレッグでレッスルアップ。そこに首を巻いて後方に投げる荒田にトップを譲らない山口。スタンドで圧力をかける。ジャッジは1者荒田、2者が山口を支持。
2R、圧力かける荒田に左カーフの山口。しかし下がるも右を当ててダウンを奪った荒田は、ダースチョーク狙い。首を外して立つ山口に押し込む荒田。
突き放す山口はワンツー。ダブルレッグの荒田は金網までドライブ。左小手の山口にバッククリンチからシングルバックで引き込み、ボディトライアングル。マウントに移行し、パウンドもホーン。3者荒田支持。
3R、組む荒田に左ストレートで飛び込む山口。左で差して押し込むが離れる荒田が遠間から飛び込み、切る山口は左カーフ、左フック。荒田のシングルを切りヒザ蹴り。組んで小手投げの打ち合いは両者離れる。
頭を振って左から右に繋ぐ山口。右ボデイを突き、右ヒザで前に。そこにヒザ着きダブルレッグを繰り返す荒田。左の打ち合いからなおも組んでドライブ。しかし体を入れ替える山口がダブルレッグテイクダウン!
頭を抱えて下になった荒田を背中を着かせてパウンドの山口。荒田が身体を起すと右のパウンドで寝かせてパウンドでホーン。
判定は2-1に割れて、29-28×2, 28-29で山口が勝利。ネオブラMVPも獲得した。
◆荒田「1Rでしっかりフィニッシュしたい」
「ネオブラ決勝としてしっかりフィニッシュして圧倒して勝ちます。(山口怜臣の印象)アマチュアエリートなので、寝技も打撃も両方できる選手だと思います。打撃ができてガーッと来て、寝技を組んでくるというイメージなので、しっかりそれも切って自分の試合をして圧倒的に勝ちたいと思います。
(今まで3連勝だが、今回どのように勝ちたい?)1Rでしっかりフィニッシュしたいと思っています。
(勝利後の展望は)ベルトを欲しいので、上位のランカーの人とやっていきたいと思います。
(若手が台頭してきているパラエストラ八王子勢の同僚から受ける刺激は)すごい刺激あるんで、毎日いい練習が出来ているので、しっかりそれを試合で出せるように自分も頑張って、またジムで盛り上がっていけたらいいなと思っています。
(塩田GOZO代表からのアドバイスは)いつも通りやれば勝てるって言われてるので、しっかりいつも通りやって、圧倒して勝ちたいと思います。
(名を上げるチャンス?)しっかり強さを証明して、名前をみんなに覚えてもらえたら嬉しいと思ってます。
(どこを見てほしい?)自分の寝技、打撃、そうですね、MMA全部見てほしいですね」
◆山口(計量後コメント)「心技体すべて過去最高」
「今回、心技体すべて過去最高の状態でやってきました。明日は逆にそういうのは考えずにすべて(邪念は)捨ててやり切りたいと思います。お願いします」