▼第15試合 スーパーファイト スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
×ストーヤン・コプリヴレンスキー(オランダ/Mike's Gym)
判定0-3 ※30-28×3
〇和島大海(月心会チーム侍)
コプリヴレンスキーは元GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、2017年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利している。2022年12月に初来日、RISEで海人と対戦し接戦となった。2024年3月の「K-1 WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、代役で準々決勝に出場するとブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOして世界一に輝いた。10月の小田尋久戦ではダウンを奪われるも判定2-1で辛勝。戦績は23勝(8KO)8敗。
和島は2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、2023年3月にはジョムトーンを延長戦でKOし、7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1では7連続KOを飾ったが、12月の3度目の防衛戦でオウヤン・フェンにKOで敗れて王座を失った。2024年は3月の「K-1 WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦でダリル・フェルドンクにKO負けを喫し、10月にキム・ジュンファをKOして再起。戦績は21勝(18KO)6敗。

1R、サウスポーの和島は左ローでコプリヴレンスキーの奥足を狙い撃ち。コプリヴレンスキーはヒザ蹴りで対抗するが、ローのダメージは明らか。コプリヴレンスキーは蹴られた右足でハイキックを放つ。

2R、ローを蹴られまいと前へ出ようとするコプリヴレンスキーに、和島は左ローを徹底して狙い撃ち。蹴られるたびにバランスを崩すコプリヴレンスキー。和島が左ハイからの左ストレートでダウンを奪う。

立ち上がったコプリヴレンスキーは左ハイキックで逆転を狙うが、和島にかわされ左ローを蹴られる。ならばと左右ストレートを打つコプリヴレンスキーには和島が左ストレート。前に出るコプリヴレンスキーが右ストレートをヒットさせて和島を怯ませるが、すぐに和島が左ロー。打ち合いとなってラウンド終了。

3R、前へ出てワンツーを打ち込んでいくコプリヴレンスキー。ジャンプしてのミドルキック、右ストレートと攻撃を続けるコプリヴレンスキーに和島も左ストレートで応戦。何が何でも倒してやるという気迫でパンチを放つコプリヴレンスキー。和島はそのパンチをかわしながら左ローを蹴り、左ストレートを当てる。コプリヴレンスキーの逆転を狙うハイキックとバックハンドブローは空振り。

判定は3-0で和島が勝利。コプリヴレンスキーに追い上げを許さず、世界トーナメント覇者を破った。和島はマイクを持つと「MAXトーナメントチャンピオンを倒しました。リベンジのチャンスをください!」と勝利を喜び、観客と一緒にワジマックスポーズを決めた。





