▼第16試合 スーパー・バンタム級 3分3R延長1R
×璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定0-3 ※29-30×3
〇大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
璃明武は2021年8月に第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝で黒田勇斗、決勝で鬼山桃太朗を下して、同級王座に就いた。同王座は2023年7月に永坂吏羅、2024年3月に倉田永輝を破って2度の防衛に成功している。2022年2月に第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝で金子晃大に敗北。2024年7月に開幕した「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では準決勝に進出も、金子に判定2-0で惜敗。戦績は14勝(6KO)4敗。
大久保は、2022年6月の『THE MATCH 2022』で那須川天心の弟・龍心に勝利。9月は初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し、プロ4戦目にして王座に就いた。2023年6月、バンタム級ワンマッチでアマチュア時代のライバル・齊藤龍之介と対戦し延長判定で敗れてプロ初黒星を喫するも、10月に黒川瑛斗を判定で下して再起。2024年3月に壬生狼一輝から判定勝利。7月と9月の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では準決勝で玖村将史を破る番狂わせを演じたが、決勝で金子晃大にKOで敗れた。戦績は8勝2敗。

1R、大久保はワンツーを璃明武のガードの上から叩き、ガードを固めさせておいての左ミドルをしっかりと当てる。さらにヒザ蹴り。

2R、左ボディを打ち合う両者。大久保は左ミドルも蹴る。ここまで先手先手と攻めていた大久保だがいったん落ち着き、璃明武はジャブを突く。大久保はワンツーからの左ミドルをしっかり当て、クリンチになると璃明武をコカす。ジャブの突き合いはリーチで優る大久保が有利。璃明武がワンツーを繰り出すと大久保はかわしながら左フック。

3R、大久保が左インローから左ミドル、左ハイまで蹴る。ワンツーから左ミドル、さらにバックハンドブローと積極的に攻める大久保。璃明武は近距離で左フックを打つが大久保がコカす。大久保がワンツーからヒザ、璃明武はクリンチで注意を受ける。ワンツーから右ミドルで前へ出た大久保は打ち合いを挑み、璃明武もロープを背負って打ち合う。ここは互角。離れると大久保はワンツーを打って当てるとそのまま組み付き、璃明武に反撃を許さない。

クリンチワークも巧みに使った大久保が判定勝ち。マイクを持つと「すいません、さんざん試合前に盛り上げるとかいろいろ頑張ったんですれどこんなしょっぱい試合をして凄く悔しいので、さっき平本蓮くんが大晦日やると言ったんですけれど、こんなんじゃパッとしないし締まらないので、ぜひ僕も出させて欲しいです」と、朝久泰央に続いて平本蓮のブラックローズ入りをして大晦日RIZINに参戦したいとアピールした。





