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レポート

【K-1】最強の証明・金子晃大が大久保琉唯をKOして優勝、ヨードクンポンが稲垣柊を破りトーナメント制覇、リュウ・ツァーの牙城崩れずサッタリに勝つ、寺田匠が延長戦で軍司泰斗を破る!与座優貴が元ONE王者ペッダムを“破壊”KO、村越優汰の復帰戦勝利ならず

2024/09/29 11:09

▼第13試合 スーパーファイト -61.5kg契約 3分3R延長1R
×村越優汰(湘南格闘クラブ/第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定0-3
〇中島千博(POWER OF DREAM/第10代Krushスーパー・フェザー級王者)

 村越は2011年4月にプロデビュー。2014年7月には第5代RISEバンタム級王座を獲得。同王座は2015年5月に那須川天心に奪われたが、2016年9月の再戦では那須川と判定2-0で敗れるも接戦を演じた。K-1には2017年12月から参戦し、2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで優勝して王座に就き、k-1とRISEの両方で王者となった。


 2019年3月に卜部弘嵩の挑戦を退け初防衛に成功すると8月にスーパー・フェザー級転向のため王座を返上。11月には武尊に判定2-0で敗れるも武尊を苦しめた。2020年3月にレオナ・ペタスに敗れて連敗を喫したが、12月の両国大会で山本直樹からダウンを奪って再起。2021年3月には芦澤竜誠、9月には西元也史も判定で破っている。2022年4月の朝久裕貴戦でKO負けを喫し、怪我のため長期欠場で今回約2年ぶりの復帰戦となる。戦績は31勝(11KO)10敗。


 中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2022年1月「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』では笠原友希に判定負けを喫したが、12月の初防衛戦では西元也史に判定勝ちも、2023年9月の2度目の防衛戦で髙橋直輝に敗れ王座を失った。怪我により今回が約1年ぶりの復帰戦となる。戦績は8勝(5KO)4敗。



 1R、両ヒザにテーピングを巻いていない村越を見るのも久しぶりだ。前へ出るサウスポーの村越がパンチの3連打、中島は左ローと右ミドル、左ハイ。村越は得意の左ミドルと三日月よりも、前へ出てのパンチを繰り出した。


 2R、両者かなり遠い距離。前蹴りを蹴り合う。村越は左ハイを空振りするとそのまま後ろ回し蹴りを出すが、中島はかわす。遠い距離から蹴りを当て合うテコンドーのような試合展開となる中、村越が入ってくると中島はヒザwお突き上げる。さらに横蹴り。村越が入ってくるところにパンチ、ヒザを合わせる中島。待ちの姿勢となった中島が村越の出鼻を挫く形のラウンドに。


 3R、前に出る村越だが、大振りの右フックに中島に右ストレートを合わされてしゃがみこむようにダウン。中島は右ロー、右ミドル。村越は前へ出ると右フックを当てるが、中島は打ち合わずあくまでも蹴りの距離。左へ回り込む中島は追ってくる中島に顔面前蹴り。それでも村越は前へ出て左右ボディと顔面へ。中島は右ミドルからの右ストレートで迎え撃つが、村越がさらに反撃してフックを打つ。


 判定は3-0で中島が勝利。復帰戦で勝利ならず村越は肩を落とした。

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