▼第4試合 第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R延長1R
〇ヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/TOPKING WORLDSERIES -70kg王者)
KO 1R 2分52秒 ※左フック
×カン・ピナール(トルコ/Mike's Gym/FFCトルコ-66kg王者)
※ヨードクンポンが準決勝へ進出。
ヨードクンポンはルンピニー、ラジャダムナンの2大スタジアムで活躍後、2014年からGLORYを主戦場にしてTOPKING WORLDSERIES 2018 -70kgトーナメントで優勝。2021年1月にはK-1で野杁正明と対戦する予定だったが、コロナ禍の影響で中止となっていた。2023年はタイで開催されたRWSの8名参加のウェルター級王座決定リーグ戦に出場し、ファイナルまで勝ち進んでいる。パンチを得意とするスタイルに磨きをかけ、左フックは一撃で相手をマットへ沈める正確さとパワーを秘めている。打ち合いにも強いため、K-1ルールにアジャストしてきそうだ。戦績は98勝(25KO)38敗1分。身長176cm。29歳。オーソドックス。
ピナールは24歳のトルコ系オランダ出身。これまで70~72kgと上の階級で試合をすることもあったが、本来のベストウェイトは-65kgだという。オランダ特有の左フックから右ローキックといった対角線コンビネーションで相手を崩していくスタイルは迫力満点。打ち下ろす右ローキックは、相手の気持ちを折るような破壊力を持っている。2023年2月にマイクスジムで武者修行をした与座優貴が強いと思ったという選手の一人。身長174cm。オーソドックス。戦績は17勝2敗。
1R、ピナールが前へ入ってくるとヨードクンポンは左フックの3連発。その後もピナールが入ってくると左フックで迎え撃つ。ピナールは右カーフ、中に入ってくるとヨードクンポンが左フックから左右フックの連打を見舞う。ヨードクンポンが右ミドルから左フック。徹底して左フックを合わせるヨードクンポン。左フックから右ストレートも打つ。ピナールが左フックで入ってきたところへヨードクンポンが左フックを合わせてダウンを奪う。
再開後、ほぼ時間がなかったがヨードクンポンはワンツー・スリーで前へ出ての左フック。ピナールが吹っ飛ぶようにダウンし、ヨードクンポンが初回KOで準決勝へコマを進めた。