▼第3試合 第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R延長1R
×鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)
TKO 3R ※出血によるレフェリーストップ
〇イオヌット・ポパ(ルーマニア/Team Super Pro Alin Balasa Sibiu/ISKAインターコンチネンタル・ライトウェルター級(-65kg)王者)
※ポパが準決勝へ進出。
鈴木は2016年12月にKrushでプロデビューすると、サウスポースタイルから繰り出す左ミドル&左ストレートを武器に頭角を現し、2019年1月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。しかし2020年2月に佐々木大蔵にタイトルを奪われた。2022年4月の林健太戦で元K-1ライト級王者の林をKOする金星を得ると、8月には近藤魁成に先制のダウンを奪われるも延長戦で大逆転KOに成功した。2024年3月にはK-1で2階級制覇を達成した卜部功也からも殊勲の勝利を収め、2023年7月のデンサヤーム戦から4連勝中。戦績は17勝(10KO)8敗1分。
ポパはFIGHT CLUBBING ライトウェルター級(-64.5kg)王者、ISKAインターコンチネンタル・ライトウェルター級(-65kg)王者の肩書きを持つ25歳で、戦績は17勝(7KO)4敗1分。ファイトスタイルは、左右どちらでも出来るスイッチで的確な左ミドルキックと打ち落とすローキックも持っている。
1R、鈴木がサウスポーから得意の左ミドル、ポパは右ミドルから左右フックで前へ出る。ポパは右ミドルから右ボディ、鈴木は左ミドルを返す。必ず右ミドルから入ってパンチにつなぐポパは顔面とボディへ打ち分ける。勢いよく前へ出るポパに鈴木は左ストレートのカウンター。体を入れ替えてポパをコーナーへ詰めると連打を見舞う。鈴木のジャブにポパは右ボディ、右ミドルキック。鈴木は身体をやや丸める。
2R、鈴木が左右フックの連打で前へ出るとポパも打ち合いに応じる。そこへ鈴木がヒザを真っ直ぐに突き刺す。ポパが右ハイから右ボディ、そして右ミドル。鈴木は左ストレートからの左ヒザで応戦。左のカウンターをとる鈴木だが、ポパは右のボディを打ってくる。鈴木はジャブの連打から左フック。ここで鈴木はジャブを多用し始める。ポパは踏み込んで左右フックを打ち左フックをクリーンヒット。ラッシュをかけるポパだが、鈴木が左ボディで逆襲。
3R、右目の上から出血が見られる鈴木。ジャブから前に出て連打を見舞う鈴木にポパが左フックを返して鈴木がフラつく。打ち合いとなるが、ここで鈴木にドクターチェック。再開後、鈴木は打ち合いに行って左ストレート、左ヒザ、左ミドルでポパをコーナーへ押し込む。ポパは右ミドル、左フックで押し戻す。鈴木の出血がひどくなり、もみ合いとなって鈴木が尻もちをついたところでレフェリーがストップ。