▼第14試合 スーパーファイト -63kg契約 3分3R延長1R
〇与座優貴(team VASILEUS/K-1 WORLD GPライト級王者)
KO 3R 1分15秒 ※3ノックダウン
×ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ/Petchyindee Academy/元ONEキックボクシング世界フライ級王者)
与座は2017年極真会館第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会で軽量級優勝の実績を持つ空手家で、2019年3月にキックボクシングに転向。7戦全勝(3KO)の快進撃を続けていたが、2020年2月の鈴木千裕戦で初黒星。2021年12月にKrush初参戦を果たすと豪快KO勝ち、2022年2月のK-1ではいきなり当時のライト級王者・朝久泰央と対戦すると、延長戦で勝利する番狂わせを起こした。2023年3月の朝久との再戦でも勝利し、第6代K-1 WORLD GPライト級王座を奪取。
2024年3月にはRISEのリングでRISEライト級王者・中村寛と対戦し、負傷判定での勝利。7月にゴンナパー・ウィラサクレックと対戦すると、1Rで3度ダウンを奪う圧勝でインパクトを残した。戦績は18勝(8KO)2敗。
ペッダムは元WBCムエタイ世界フェザー級王者(2018年)、元True4Uライト級王者(2020年)、元ルンピニースタジアム認定バンタム級王者(2015年)で、2017年のトヨタカップではムエマラソントーナメント・フェザー級で優勝。2022年にはラジャダムナンスタジアムのファイト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている。
2018年からONE Championshipに参戦し、ジョシュ・トナー、工藤政英らをKOし、2019年5月にエリアス・マムーディにテクニカル判定で勝利してONEキックボクシング世界フライ級王座を獲得。8月のイリアス・エナッシとの初防衛戦で敗れ王座は失った。2020年1月にMOMOTAROを首相撲&ヒザ蹴りで削っての判定勝ち。7月にはロッタン・ジットムアンノンが持つONEムエタイ世界フライ級王座に挑戦も判定2-0で惜敗した。2021年11月、内藤大樹に敗れた試合がONEでの最後の試合となった。その後は主にRWSで戦っている。最新の試合は2024年1月、武林風でジャン・ランペイに判定負け。戦績は104勝(23KO)22敗9分。身長167cm。25歳。サウスポー。
1R、前に出る与座が与座キック、サウスポーのペッダムは左ミドルを蹴るが、すぐに与座がカーフやローを蹴り返す。左ローを蹴る与座は下がったペッダムに左ミドル。ペッダムも強い左ミドルを蹴るがすぐに与座がローを蹴り返す。与座の左ローに足を上げ始めるペッダム。与座は三日月蹴り、後ろ蹴りを放つがペッダムはスネブロック。
2R、ペッダムはジャブを突いて下がり、左ミドル。与座はすぐに左ローを蹴り返す。ペッダムはガードの上からワンツーを叩きつけ、左ボディを打つ。さらにヒザ。与座も左ボディを返して左右フック、そして左ロー。この左ローにペッダムの足が流れ始める。
ジャブを突いてヒザを蹴るペッダムだが、与座の徹底した左カーフに押される。ワンツーから左ミドルのペッダムに、与座は左カーフ。右フックからの飛びヒザ蹴り。そして左ストレートへの左カーフでダウンを奪う。ワンツーからヒザで応戦するペッダムに与座は左ローと左カーフ。
3R、ペッダムは左ヒザで前へ出て左フック。ワンツーからヒザと前へ出るが、与座は後ろ蹴りから三日月蹴り。雑になるペッダムは左ストレートを空振り、後ろを向いて振り返るところに与座が左ハイキックでダウンを奪う。パンチとヒザで抵抗するペッダムだったが、与座が左カーフを2発蹴るとペッダムが寄りかかり、与座が突き放すと倒れてダウン。レフェリーが手を交差した。
与座が見事なKOで元ONE世界王者を撃退、セコンドに就いていた武尊と抱き合って勝利を喜んだ。今回もバンデージは巻かず素手でグローブを着けていた与座。「ペッダム選手久々に緊張感ある攻防が続いて、セコンドからお客さんを巻き込まないとダメだよと言われて、最後は壊しに行って最高の勝ち方が出来たと思います。自分はまだ通過点なのでもっと世界の強いヤツとやらせてください」とアピールした。