▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
〇ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)2位
[判定3-0]
×山北渓人(日本/リバーサルジム新宿Me,We)
専大レスリング出身の山北は、第3代ストロー級キング・オブ・パンクラシスト。2023年3月にONEに初参戦し、いきなり強豪のアレックス・シウバに判定勝ち。これまで箕輪ひろばや澤田龍人に勝利しているストロー級2位のマスンヤネとの対戦を決めた。勝てば王者ジャレッド・ブルックスへの挑戦に近づくチャレンジマッチとなる。
マスンヤネは、フリースタイルレスリングで南アフリカで23の国内タイトルを獲得し、3度アフリカ選手権で優勝。コモンウェルスゲームにも出場したが、同国でレスリングで生計を立てていくことは難しく、MMAに転身し、アマチュアMMA6戦無敗、プロでも8連勝でブルックスの王座に挑戦し、1R、リアネイキドチョークで敗れている。
1R、サウスポー構えのマスンヤネ、オーソの山北は右ローをヒット! 細かいステップのマスンヤネの蹴り足を取って右を狙う。左オーバーハンドを振るマスンヤネも左ロー。右スーパーマンパンチを見せる山北。右フックから低いタックルで掴んで持ち上げ、前方にスラムしたマスンヤネ! 下の山北はギロチン狙いも頭取らせず中央にステイのマスンヤネ。手首を持つ山北は三角絞め狙いも、上体上げ外して腰を抱くマスンヤネ。
腰に足を当ててガードの山北は下からヒジ! マスンヤネは左足をパス。左腕をアームバー狙いの山北。下から三角絞めも、マスンヤネは持ち上げコーナーに持ち込み、頭からのスラムは禁止のためゆっくりコーナーで落とす。
2R、追う山北。ワンツーの右がかすめる。マスンヤネは右にサークリング。山北は右ローでスリップ。しかし立たせるマスンヤネ。詰める山北に、マスンヤネはテイクダウンのフェイントを混ぜて左ロー。ダブルレッグに入る山北だが、引き込み下に。
フルガードの中に入れる山北だが、脇下を潜れず。右足のパス狙いから右ヒジを落とすマスンヤネは左足をパス。ハーフからオクトパスガードでスイープを狙う山北だが、潰すマスンヤネ。顔を剥がして山北にスイープをさせない。山北は下のままゴングを聞く。
3R、中央に出る山北。回りながら左ハイ。山北の組みを切る。「行かない」というセコンドの声。両手を着くマスンヤネの挑発に跳びヒザ蹴りで飛び込む山北は、下になって三角絞めへ。それを察知し、かつぎパスでサイドを取るマスンヤネ。足を戻す山北だが、マットに背中を着ける。
立ち際を組まれることを嫌ったか、立つ動きより下からの仕掛けを狙う山北。背中を見せながら立とうとした山北。前転して足を取りに行くが、バックテイクはマスンヤネ。首を狙うが、腰をずらした山北は前転して立ち上がり。スタンド。左右で詰めて右スーパーマンパンチの山北だが、ダブルレッグははじかれ、引き込み腕十字狙いもゴング。