▼ONEフライ級(※61.2kg)5分3R
×ダニー・キンガッド(フィリピン)2位・15勝4敗
[判定0-3]
〇若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO MMA)4位・17勝6敗
若松は、2018年9月のONEデビュー戦でキンガッドに判定負け後、2戦目のフライ級GPでデメトリアス・ジョンソン(DJ)に一本負けと、強豪に苦杯を舐めたが、以降5連勝。
2022年3月に当時の王者アドリアーノ・モラエスに挑戦し、3R 一本負けで戴冠ならず。2022年11月にウ・ソンフンにも1R TKO負けとコンディション調整に苦しんだが、2023年7月にシェ・ウェイに1R TKO勝ちで復活。現王者DJへの挑戦権を得るために、ランキング上位のキンガッドとの再戦に必勝体制で臨む。
1R、ともにオーソドックス構え。立ち会った若松はいきなりダブルレッグテイクダウン。ガードのキンガッドにパウンド! キンガッドは右で脇差しスクランブルで上に。しかし若松も右で差して上を取り返すと、キンガッドも立ち上がり。キンガッドの右に、若松も右でキンガッドが崩れる。
組んだキンガッドはヒザ。崩れない若松はテイクダウン狙いを切ると立ち合い。右ローを当てるキンガッドは、若松の入りにダブルレッグテイクダウン! サイドを取ったキンガッドはバックを取りに行くが、仰向けから腰をずらして上になる若松!
蹴り上げから背中を見せて立とうとするキンガッドに、すぐについていく若松は背後からパウンド! キンガッドはその手を脇で挟んで立ち上がり。ゴング。
2R、先に中央を取る若松にシングルレッグから若松の立ち上がりにバックテイクするキンガッド。スタンドバックにつくと、引き込みへ。さらにボディロックテイクダウン。しかし脇差し向きあい、バックにつこうとする若松。キンガッドは巻き込み前転で上に!
若松は再びブリッジで上を取り返すとパウンドへ。腰に足を当てたキンガッドをさばきサイドに。背中を見せながら立とうとするキンガッドにこつこつパウンドを入れる若松。
キンガッドは右で差して押し込むが四つで左で小手に巻く若松は投げを打つ。残したキンガッドだが、崩しに下に! 足を手繰ろうとしたキンガッドに左足をスプロールする若松が細かいパウンドでゴング。
3R、先にダブルレッグテイクダウンは若松! 下のキンガッドに右のパウンド、ヒザ。ハーフのキンガッドは下から鉄槌を突き、脇差し立ち上がり。シングルレッグに小手巻き投げは若松。正対しがぶりからヒザ! なおも右足を手繰ろうとするキンガッドは足をかけようとするが、倒されない若松。
キンガッドのバックテイクを許さず正対して押し込み。右ヒジを突く。スタンド。ステップをが軽いのは若松。キンガッドの組みつきを外してスタンドバックから崩して手を着かせると若松がバックからパウンド! 座ってから正対立ち上がるキンガッド。
最後のスタンド。右から左で前に出る若松に、キンガッドはコーナーに詰まり、組んでゴング。判定は3-0で若松が勝利。2連勝をマークした。今回の日本大会で日本人選手の初勝利。