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【ONE】武尊がスーパーレックに判定負け、執念は届かず。青木が欠場ノースカット代役のリネカーに一本勝ち。ルオトロが王座防衛、秋山が初回KO負け、グレゴリアンがKO勝ち、トノンが一本勝ち、三浦が平田に完勝、若松がリヴェンジ成功!

2024/01/28 15:01

▼キックボクシング ヘビー級 3分3R
〇ラーデ・オパチッチ(セルビア)
[判定3-0]

×イラジ・アジズプール(イラン)


 オパチッチはテコンドー、キックボクシングを学び18歳までアマチュアで戦い2015年にはWAKO欧州ジュニア選手権で優勝。2016年2月にプロデビューすると、2戦目でK-1 GLOBAL WORLD GPに出場して準決勝へ進出。2019年のKunlun Fightヘビー級トーナメントと2019年のEnfusionヘビー級トーナメントでも準決勝へ進出している。



 2020年12月のONE初登場ではエロール・ジマーマンを2Rに後ろ廻し蹴り一発でKOし、大きなインパクトを残した。その後も全て2RでKO勝ちし、ONEで4戦全勝だったが。6月に今回再戦するグート・イノセンテにまさかの初回KO負け(ONEで唯一の黒星)。10月にヤニス・ストフォリディスにKO勝ちして再起を果たし、6月はグート・イノセンにも勝利。戦績は18勝(15KO)6敗。



 アジズプールは2017年に国際アマチュアムエタイ連盟で銀メダルを獲得。同年にKunlun Fightのヘビー級トーナメントに出場して優勝し、2019年の同トーナメントでも準優勝。2021年10月からONEに参戦すると、アンデウソン・シウバに判定勝ち、イスマエル・ロントにKO勝ち。2022年9月のヘビー級ワールドGPでは決勝へ進出するもロマン・クリークリャにKO負けを喫した。戦績は58勝5敗。



 1R、
ともにオーソドックス構え。長身のオパチッチは右ローから。アジズブールは右オーバーハンドをガード上に振る。左ミドルを腹に突くオパチッチ。前足を上げながらフェイント。アジズブールはボディストレートを突く。ワンツーのオパチッチにアジズブールは左の蹴り。オパチッチは長い左右ミドル、右ロー。アジズブールは左ボディを突いてゴング。



 2R、
上下に蹴るオパチッチに、アジズブールはパンチでインサイドで勝負。ローブローで中断も再開。左右のボディ打ちで前に出るアジズブール。詰めて右の顔面と上下に散らす。バックフィストを狙うオパチッチ。



 3R、
詰めるアジズブールにオパチッチは右の縦蹴り。さらに三日月蹴りもアジズブールの股間に入りローブローに。中断、再開。左右フックで詰めるアジズブール。ガードを固めて押し戻し、左ミドルを返すオパチッチ。アジズブールも右フックで押し返すが、オパチッチの左ミドルに阻まれる。またもオパチッチのローブローで中断。再開。サークリングするオパチッチは流したか。



 判定は3-0で有効打を当てたオパチッチが勝利。ヘビー級王座戦線に歩を進めた。

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