▼ストロー級(※56.7kg)5分3R
〇ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)9勝1敗
[判定3-0]
×箕輪ひろば(日本)13勝4敗
2022年7月の『ONE 159: De Ridder vs. Bigdash』で組まれていたカードだが、マスンヤネの体重超過により、試合が中止となっていた。
9カ月ごしの対戦実現に、箕輪は主催者を通じて、「前回の試合がキャンセルになってから再戦するとは思っていたので想定内のオファーでした。この試合は、次のタイトルマッチへの挑戦者決定戦だと思っています」と、王者ジャレッド・ブルックスとの再戦に繋がる試合だとコメント。
マスンヤネ戦について、「アグレッシブで身体能力が高く組みの強い選手なので、打撃でもグランドでも激しい展開が続く試合になると思います」とタフマッチになるとした。
また、トライフォース赤坂にも出稽古し、朝倉兄弟とも練習する箕輪は、自身の試合を通じて、日本の格闘技の強さを見せたいという。
「この試合を通して、自分がストロー級の最高峰の一角である事は証明できると思いますし、最近日本人が衰えたという意見を聞きますが、そんな事は決してないということを証明できればと思います。日本の格闘技は世界に通用することを証明したいです。前回試合がキャンセルになってしまい、僕の試合を楽しみにしていて下さったファンの方々、お待たせいたしました。必ずこの試合に勝利し、僕がONEのチャンピオンになります。そしてまだ日本の格闘技は世界に通用する事を一緒に証明しましょう!」
王者ブルックスは、2022年12月に1位のジョシュア・パシオに判定勝ちしており、2位にマスンヤネがつけている。ストロー級戦線には、日本からPANCRASE王者の山北渓人の参戦(3.25 元王者アレックス・シウバと対戦)も決まっており、現在3位にランクされる箕輪は、上位のマスンヤネを下し、王者としてのブルックスへの再挑戦を決めたいところだ。
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— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) April 22, 2023
箕輪ひろば🇯🇵が登場🔥
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1R、オーソドックス構えの箕輪に、サウスポー構えのマスンヤネが詰める。左右から左ロー、ミドルに、箕輪は右を振るが、組むマスンヤネ。左で差して押し込み。コーナーを背にする箕輪にヒザも、ローブローに。股間を押さえ悶絶する箕輪。中断後、再開。
詰めるマスンヤネがダブルレッグからボディロックでテイクダウン。すぐに立つ箕輪をなおもシングルレッグで尻を着かせる。ネルソン狙いで上体を立てる箕輪だが、両足を束ねられ、片足を抜きハーフにする。背中を着かせるマスンヤネに左手で首を抱える箕輪。首を外し、腰を切ろうとするが、そこにマスンヤネはグラウンドヒザ! 腰を切り手を伸ばして回ろうとする箕輪を押さえ込みヒザを打つマスンヤネ。右で脇差し左肩をアゴにつけて寝かせると、さらに左ヒザをサイドから突いてゴング。
2R、右ヒザを突く箕輪に右で差して組んで左ヒザを突いて後方にテイクダウンはマスンヤネ。サイドから鉄槌の連打! 一瞬伸びかかる箕輪だが、股間を押さえている。マスンヤネのヒザ蹴りのローブローで中断。
A low blow spoils a beautiful takedown from "Little Giant!" 😣🤼♂️
— ONE Championship (@ONEChampionship) April 22, 2023
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マスンヤネに「注意」後、再開。ジャブを突く箕輪は右ローも今度は箕輪がローブロー。両手を広げてからすぐに再開するマスンヤネ。サウスポー構えから右、左ストレーで前に。これをバックステップでかわす箕輪は右ヒザ、さらに右アッパーを突くが、マスンヤネはダブルレッグテイクダウン! コーナーで上体を立てて座る箕輪に、両足をまとめようとするマスンヤネ。首を抱えながら立ち上がる箕輪は跳びつきギロチンチョーク! パワーを使い絞める箕輪に、中腰からスラムしながら落として首を抜くマスンヤネはパウンド。クローズドガードの中に入れる箕輪も下からパンチを返す。
3R、左右から右アッパーを突く箕輪に、またもマスンヤネはダブルレッグから脇を潜りスタンドバック、ダブルレッグに切り替え、テイクダウン! すぐに立つ箕輪にヒザを突くがまたもローブローか箕輪がアピールもレフェリーは今度は流す。
正対して離れる箕輪は右アッパーをかすめるが、その打ち終わりにダブルレッグテイクダウンはマスンヤネ。そこにアームロックを狙う箕輪はキムラクラッチを組む。いったん背中に回りかけるが、ハーフから腕を股に掴んで後方に回させないマスンヤネ。
キムラを外したマスンヤネはハーフから細かいパウンド。なおも箕輪はキムラ狙い。左腕で首を抱えながら上体を立てようとする箕輪を再びマスンヤネは寝かせてゴング。両者手を挙げ、マスンヤネはコーナーポストを蹴ってバック宙を見せる。判定は3者マスンヤネを支持。ブルックス戦からの再起を果たした。