キックボクシング
レポート

【ビッグバン】城戸康裕がハイキック一閃KO勝ち、体重超過で王座はく奪の龍斗がハイキックKO勝ち、駿太がダウン応酬の激闘を制す、愛鷹亮が引退式でプロレスラー転向を発表、谷山俊樹がKO勝ち、山際和希はドロー

2023/12/03 15:12

▼第17試合 65.0kg契約 3分3R
〇谷山俊樹(谷山ジム/WKA世界スーパーライト級王者)
KO 3R 0分33秒 ※右フック
×ナロンチャイ・ファンパサー(タイ/新興ムエタイジム/元ルンピニースタジアム認定フライ級9位)


 第17試合の65kg契約3分3Rでは、WKA世界スーパーライト級王者・谷山が2年2カ月ぶりの復帰戦。元ルンピニースタジアム 認定フライ級9位ナロンチャイと対戦する。


 谷山は学生キックを経て、2008年3月にプロデビュー。Bigbang以外にもK-1やKrushで活躍し、これまでWBKF王座のほか、WKA世界スーパー・ライト級、初代Bigbangスーパー・ライト級、ISKAインターコンチネンタル63kgなどの王座も獲得。今年3月のBigbangではPFCフェザー級王者・林優作を1RにハイキックでKO勝ちしている。戦績は33勝(10KO)11敗2分のベテランだ。2021年9月に4年7カ月ぶりの出場を果たしたが、篠原悠人に判定で敗れた。ナロンチャイは75勝(24KO)30敗。


 1R、谷山はサウスポーのナロンチャイに前蹴り、右ミドルでボディを攻めていく。腹に蹴りをもらうと笑みを浮かべるナロンチャイも左ミドルを返す。谷山が右ミドルから右ストレート、ナロンチャイは左ミドル。谷山は右ヒザでもボディを攻める。


 2R、前に出る谷山は右ミドルから右ヒザを連打してコーナーへ追い詰めるが、ナロンチャイは左フックを連打して反撃。右の三日月蹴りを突き刺す谷山にナロンチャイは下がる。そこへ谷山は右ストレートから右ヒザ。左右フックを繰り出すナロンチャイだが、谷山の右三日月からのヒザで防戦一方に。


 3Rが始まってすぐ、谷山の右ハイキックでナロンチャイがダウン。続いて右ミドルからの左右連打、最後は右フックで谷山のKO勝ちとなった。


 谷山はマイクを持つと「選手はもちろん命がけなんですけれど、この2年間運営の方も勉強させていただいて。父である会長の背中を見て、胃潰瘍になってプロモーターのストレスは半端ないと思いました。尊敬しかないです。いつもありがとうございます。この日のために指導やら運営やら携わらせていただきベストコンディションで臨めるか不安だったんですが、最高の仕上がりで臨めました」と父である谷山会長にお礼を述べた。

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