▼第19試合 フェザー級 ビッグバンキックルール(ヒジ打ち、首相撲あり)3分3R
〇駿太(谷山ジム/Bigbangキックルール・スーパーフェザー級王者)
判定2-0 ※30-30、30-29×2
×TAKAYUKI(K-CRONY/元NJKFスーパーバンタム級王者)
第19試合はフェザー級3分3Rのビッグバンキックルール(ヒジ打ち、首相撲あり)で、Bigbangスーパーフェザー級王者の駿太が2年4カ月ぶりの復帰戦。元NJKFスーパーバンタム級王者のTAKAYUKIと対戦する。
駿太は2003年2月にプロデビューし、国内とタイのトップ選手を相手に渡り合ってきた41歳の大ベテラン。2019年6月に琢磨をKOしてベテラン健在ぶりを示したが、8月の安本晴翔戦、20年2月の栗秋祥梧戦と若い選手に連続KO・TKO負け。しかし、同年11月のビッグバン10周年記念興行では宮崎勇樹を判定で下してBigbangスーパーバンタム級タイトル3度目の防衛に成功すると、3月には元新日本キックボクシング協会ライト級4位の渡邊涼介をヒジ打ちで2RにKOした。2021年8月にジョムラウィーに判定勝ちして以来の試合となる。戦績は40勝(15KO)23敗4分。
対戦するTAKAYUKIは元NJKFスーパーバンタム級王者で、戦績は14勝(6KO)13敗1分。
1R、まずは両者間合いを取る。駿太はジャブを突いて右ロー、TAKAYUKIは右ミドルを蹴る。駿太の右ローにTAKAYUKIは左フックを返す。前へ出る駿太だがTAKAYUKIのジャブにのけ反った。
2Rも前に出る駿太が右ローと前蹴り、TAKAYUKIは右フックを振っていく。ミドルの蹴り合い。駿太が前へ出て打ち合いにいったところで、TAKAYUKIの右フックをもらってダウンを喫する。立ち上がった駿太は前へ出て右ストレート、ヒジで倒しに行くが、逆にTAKAYUKIの左右ストレート連打をもらう。そこで駿太が右フックでダウンを奪い返した。
3R、駿太が前に出て右の相打ちとなる。駿太はジャブをもらいながらも右ストレート、ジャブ、右フックで前に出ていく。TAKAYUKIはジャブで反撃するが駿太が押していく。右のカウンター、左ヒジ、右フックと駿太がヒットを重ねていき、TAKAYUKIがヒジで反撃すると駿太もヒジで打ち合う。どちらが倒れてもおかしくない打撃の応酬に場内は沸く。左フックを被弾しても 前に出る駿太は右フック、右ヒジで最後まで追いかけていった。
判定は2-0で駿太が勝利をもぎ取るかたちに。「すいません、見たかーっ! てやりたかったんですけれど、いつもの感じになってしまいました。めちゃくちゃ不安でしょうがなくて、ブランクも空いてるし。どんな感じだったか分かりませんが、一応勝ててよかったです。41歳でここからいいパフォーマンスを作ってまだまだやっていきます。そういう気持ちでやっていきます。また見てください」と、まだまだ現役で頑張ると宣言した。