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【RIZIN】皇治が芦澤に敗れ引退へ。ケラモフが堀江に一本勝ち、K太郎がストラッサー下し放送事故級マイク、神龍が北方を失神フィニッシュ、萩原が判定でアグォン越え、石司が金太郎に判定勝ち、マメドフが中村を秒殺KO!

2023/04/01 13:04

▼第9試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
×堀江圭功(ALLIANCE)65.95kg
[2R 3分21秒 リアネイキドチョーク]

〇ヴガール・ケラモフ(ORION FIGHT CLUB)65.75kg



 フェザー級のトップ戦線を占う一戦。堀江は、2020年9月にPANCRASEで中島太一にスプリット判定で敗れるも、その後、RIZINで関鉄矢、佐々木憂流迦、中田大貴を相手に3連勝中。今回が約1年4カ月ぶりの復帰戦となる。所属のアライアンスに加え、青木真也や中島太一らがいるロータス世田谷、TRIBE TOKYO MMAでも練習し、組み技も強化してきた。

 対するケラモフは2022年4月に中島太一にマウントからの三角絞めで一本勝ちし、7月に山本空良に判定勝ちしており、フェザー級の王座戦線に名乗りをあげている。



 1R
、ともにオーソドックス構え。ケラモフは右ローから。腰を低く落として高い手の構えの堀江。ケラモフの左の蹴りに右ストレートを狙う。



 右フックのダブルを見せるケラモフ。かわす堀江は右ロー。ケラモフは右ハイで牽制する。ワンツーもバックステップでかわす堀江。ケラモフはシングルレッグで片足を上げてコーナーに詰めて、放し際で左を突く。



 もらった堀江が右で差して組むもブレーク。大きなワンツーをかわす堀江。続く左もかわすがシングルレッグから背中を見せて片足を抜く堀江にスタンドバックに。堀江が正対するとダブルレッグ、ここも堀江はコーナー背にしのぐ。



 離れ際のワンツーをかわした堀江だが、ケラモフは堀江の右ローを掴んで右ストレートをアゴにヒット! 倒れた堀江にパウンドのケラモフに亀に戻した堀江は被弾するもゴングに救われる。圧力をかけたケラモフに対し、堀江は待ちの展開。



 2R
、右ストレートから左ハイと散らすケラモフ。堀江はどっしりと構えて右を狙うが、単発。ケラモフはステップを踏んで右カーフから右。堀江も右ローを突くがカウンター狙いか。パンチを餌にシングルレッグにすっと入るケラモフ。



 堀江はロープに手をひっかけながらも正対。ヒジ。離れた堀江はワンツー! 打たれ強いケラモフはそれをかいくぐってシングルレッグで回してテイクダウン! ロープ際に這う堀江に対し、スタンドバックから右足をかけてシングルバックで足を組んでリアネイキドチョークへ! 腰は下に落ちかけているが、腕は喉下に入っており、その怪力を堀江は中腰でずらそうとするが外すことはできず。タップした。





 試合後、ケラモフは「まず皆さん、私のトレーナー、ルスラン、チーム、ファンの皆さんに心からありがとうと言いたいです。本当に重要な勝利でした。相手は大変強く、難しい試合になると思っていました。息子が昨日誕生日で、いいプレゼントを上げられました。応援ありがとうございました。アゼルバイジャン!」と語った。

 混沌としてきたフェザー級戦線。ゴールデンウイークに、同じフェザー級で牛久絢太郎vs.朝倉未来、斎藤裕vs.平本蓮の試合が組まれ、6月24日(土)には北海道・真駒内セキスイアイスアリーナで『RIZIN.43』の開催が決定し、鈴木千裕がクレベル・コイケのフェザー級王座に挑戦することも発表されており、ケラモフはそれらの勝者たちと、王座戦線に加わることになる。

 試合後のバックステージでは、ケラモフは改めてベルトへの意欲を、堀江はケラモフの際の打撃の上手さを讃えている

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