▼第1試合 RIZNキックボクシングルール 66.5kg契約 3分3R
×進撃の祐基(亀岡キックボクシングジム)66.40kg
[TKO 3R 1分32秒]※右ボディストレート
〇木村“ケルベロス”颯太(NJKF心将塾)66.30kg
祐基は幼少の頃にテレビで見たヒーローものに憧れ、小学生より極真空手を習うも高校に入学してすぐに少年院へ。キックボクシングに転向後はアマチュア大会で経験を積み、デビュー戦となった18年11月のMA日本キックボクシングで元日本ランカー2位の選手に敗れ挫折を味わうが、それ以降は5連勝を飾り、現在までに9戦6勝3敗の戦績を残し、DEEP☆KICK 70kg級ランキング1位にランクインしている。リングネームは進撃の巨人に出て来る巨人に似ていることから名付けられた。
木村は「ウルトラマンに憧れ、戦いごっこの延長でキックを始めた」という個性派。数年キックから離れた時期もあったが、同門の山畑雄摩の活躍に刺激され復帰を決意したという。2021年11月のDEEP☆KICKではトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就くと、2022年2月の『RISE FIGHT CLUB』に参戦。山口侑馬にオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ちして名を上げ、5月にも勝利したが、7月のKENTA戦で連勝がストップ。12月のDEEP☆KICKで3大タイトルマッチの大トリを務め、挑戦者の竹内皇貴から2Rにダウンを奪いマットに沈め、防衛に成功している。
1R、祐基はサウスポーに構え、右手を大きく伸ばした独特の構えから左ミドルを蹴る。木村は右の三日月と右カーフ。祐基をコーナーに追い詰める木村は右三日月と右ボディストレート、祐基がヒザを出そうとすると右ストレートを合わせる。不用意に祐基が前へ出たところに木村がワンツーを合わせてダウンを奪う。祐基は左ミドルを蹴ってこのラウンドを凌いだ。
2R、木村は左へ回り込んで祐基の蹴りをかわしながらジャブ、右三日月。祐基の攻撃を完全に見切った様子の木村は祐基の蹴りやパンチに的確にリターン。圧をかけられる祐基は左ミドルを蹴るが木村は下がらない。木村が右ストレートをヒットさせると左フックからの右ストレートでダウンを追加。立ち上がった祐基は詰めてくる木村から逃げるが、右フックをヒットさせた。
3R、祐基の攻撃はバックステップでかわしつつ、すぐに前へ出て右を打つ。祐基が左のカウンターを決めるが、すぐに木村が前へ出て右ボディストレートでダウンを奪う。もんどりうってダウンした祐基を見て、すぐにレフェリーがストップ。木村が鮮やかなTKO勝ちを飾った。
木村はマイクを持つと「RIZIN呼んでくれてありがとうございます。ギリギリKOで勝てたので、RIZINキックボクシングいろいろ言われていますけれどまた俺を呼んでください」とアピールした。
The 3rd ones the charm!
— RIZIN FF English (@rizin_English) April 1, 2023
What a win for Sota 'Cerberus' Kimura 🔥
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