MMA
インタビュー

【RIZIN】堀江圭功、ケラモフ戦に向け「格闘技への愛がめちゃくちゃ強くなって“これしかないな”って」=4月1日(土)大阪

2023/03/29 22:03
 2023年4月1日(土)に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される『RIZIN.41』のフェザー級で、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と対戦する堀江圭功(ALLIANCE)。  20日の公開練習では、右拳の負傷などにより約1年5カ月ぶりの試合に向け、軽快な動きを見せていた。  同門で、修斗環太平洋バンタム級のベルトを巻いた藤井伸樹が持つミットにパンチを打ち込んだ堀江は、その藤井の戴冠についても「かなり刺激になります。嬉しいですね」と顔をほころばせた。  ゴールデンウイークに、同じフェザー級で牛久絢太郎vs.朝倉未来、斎藤裕vs.平本蓮の試合も組まれるなか、4月1日の開幕戦でセミファイナルに決定した復帰戦だが、堀江は、「自分とケラモフ選手との試合のことしか考えていないです」と集中した様子。  2連勝中の強豪ケラモフについて「反応の良さやフィジカルの強さがある選手。特にカウンターの反応がめちゃくちゃいい」と警戒しながらも、「過去の映像を見ると、“同じ人間だな”と。自分もフィジカルには自信があるので、やりあえる、もしかしたら、自分の方がフィジカルは強いんじゃないかなと思います」と自信を見せた。  勝っている部分を問われ「打撃だけじゃなく、MMAとして勝っていると思います」と、得意の打撃のみならずトータルで上回っていると語る堀江は、関鉄矢、佐々木憂流迦、中田大貴を相手に3連勝中。ケラモフ戦に向かうなかで「格闘技愛」がさらに膨らんだという。 「前回の試合後、さらに格闘技への愛がめちゃくちゃ強くなって……“これしかないな”という気持ちが溢れて。それを試合でぶつけたいです」──すべてを曝け出し、格闘技に向かう堀江との一問一答全文を、あらためて紹介したい。 [nextpage] ケラモフ選手は強いから一番やりたいと思い、そう伝えました ──コンディションは? 「バッチリです。いつも通りと言うか、過去最高です」 ──右拳の負傷の治り具合は? 「もう治りましたね」 ──SNSを見て、減量が心配の声もありましたが、ここまでの経過は? 「減量はいつも通りですね。チートデーの後は78.4kgありましたが、そこから抜いて(3月20日の時点で)75.8kgでした(※フェザー級は66kg)」 ──ここまでの練習環境とその目的を教えてください。 「所属するアライアンスに加え、ロータス世田谷とTRIBE(TOKYO MMA)で練習しています。アライアンスではMMA。高阪(剛)さんには自分の動きを見ていただいてアドバイスをもらったり、サーキットトレーニングも手伝ってもらっています。  ロータスではレスリング・グラップリング、TRIBEではMMAの組み中心のシチュエーションスパーをやっていてスタミナ強化もしていて、それらの練習を“混ぜて”います」 ──トライフォース赤坂にいまは行っていないのは、いずれ戦う相手がいるからでしょうか。 「いま自分が強くなることを考えたら、この3つになりました」 ──約1年半のブランクになります。この期間をどうとらえてきましたか。 「プラスしかなくて、試合がなくて“辛い”という気持ちはなくて。試合が決まってなくても試合があるようなイメージでずっと追い込んでいたので、スタミナも増えたし、強くなったと思います。組みの部分とか──ほんとうMMAで強くなったと思います」 ──試合がなくても試合があるつもりで練習ができた要因は? 「何と言うか……前回の試合後、さらに格闘技への愛がめちゃくちゃ強くなって……毎日、毎日“自分を越えてやる”と思いながらやっていたら、スタミナがついて……きっと(スタミナが)ついていると思いますよ。やっていてもそう感じます。愛が増えた、という感じですね」 ──愛が増えた!“MMAが好きだ”と? 「そうなんですよ。“これしかないなー”という気持ちが溢れて。それを試合でぶつけたいです」 ──なるほど、そんな中、2連勝中のヴガール・ケラモフ選手についてはどのように研究していますか。 「周囲からアドバイスをいただいて、自分でも研究しますし、ある程度、自分で見えればいいと」 ──“見えている”部分での印象は? 「反応の良さやフィジカルの強さがある選手ですね」 ──反応の良さというのは、スタンドのみならず、組みの部分でもでしょうか。 「そうですね。カウンターの反応がめちゃくちゃいいですね。こっちが入ったときに、カウンターを打つ・タックルを合わせて来る──そういう反応の良さがあります」 ──どんな試合になりそうでしょうか。 「自分らしい打撃が多めの試合を見せたいですね。普通に戦ったら、自分は打撃が多いので打撃になると思います」 ──フィジカル面を警戒しますか。 「組んだ事がないので分からないですけど、過去の映像とか見ていると、“同じ人間だな”と。自分もフィジカルには自信があるので、やりあえる、もしかしたら、自分の方がフィジカルは強いんじゃないかなと思います」 ──勝っている部分は? 「打撃だけじゃなく、MMAとして勝っていると思います。KO? 可能性はありますね」 ──ケラモフ選手を対戦の第一希望にしていたと思います。その意図は? 「タイトルマッチをやりたいけど、ここから一気にやらせてもらえるとは思っていなくて、そう考えたときに、もしランキングをつけるなら自分よりも上の選手で、試合が決まっていなくて、何よりケラモフ選手は強いと思ったので、一番やりたいと思い、そう伝えました」 ──大阪大会後のゴールデンウイークには、フェザー級で牛久絢太郎vs.朝倉未来、斎藤裕vs.平本蓮の試合も組まれます。意識する試合は? 「無いですね。自分とケラモフ選手との試合のことしか考えていないです」 ──大阪大会のポスターの配置からも周囲からの期待を感じるのでは? 「あんまり考えたことはないですね(笑)。自分の動きをやる。もう自分のやることをする。自分のためだけに」 ──リングとケージではどちらで戦いたいですか。 「ケージの方がお互い平等で戦える。リングだと身体が出たり、ストップ・ドント・ムーブとかもあるし、(ロープを)掴みやすい環境なので。ケージならそういうことは無くなる。(今回の試合のリングを意識した練習は)しています」 ──ちなみに好きなお酒は……。 「もう平日は飲まないようにしていますし(笑)、(休日も試合の)1週間前には止めます!」(※この後日談は、3月30日のインタビューにて掲載)
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